陶磁器

古染付

『山水鳥文碗』

5点一組

明末(17世紀前半 明代後期) 中国



※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。

古染付碗:5点一組(うち3点が山水文で2点が鳥文です)

明末(17世紀前半 明代後期)中国

※底部に「大明成化年製」の記入あり。

サイズ:口径 11.2cm± 高さ 6.3cm±


コンディション:17世紀前半の「古染付」には、縁に「虫食い」とよばれる釉薬の剥落(焼成時における胎土 と釉薬の収縮率の相違によって生じる剥落)が入っているものがほとんどで、逆にそれが明末の古染付の証明 にもなっており、「虫食い」を欠点とみなす事はないのですが、この作品では、その「虫食い」の何カ所 かに「金繕い」が施され、今まで大切に珍重されてきたことが容易に偲ばれます。この作品には、その「虫食い」 の他にも、自然な焼きむら・高台部のわずかな当たり・多少の擦れや汚れも有りますが、問題になるほどの欠け ・割れ等の欠点が全くと言って良いほど無く、明末の古染付にしては大変に満足のゆく保存状態です。

17世紀前半の明末に制作された大変入手困難な「古染付」の五客揃いの逸品です。

いつも申し上げていることですが、中国陶磁器の奥の深さに・・ただただ・・脱帽です!!

ご出品者のコメント(原文通り):明代末期(天啓)に、それまで国に統制されていた(官窯の)陶工たちは、 お堅い官窯から離れ、自由な絵付けを楽しみました。日本の茶人からの注文も多く、かつては「古染付」こそが 古美術商の教科書でした。この五客揃いの向付けは、明治末〜昭和初期に日本に渡ってきた品で、その「金繕い」 からも、それ以来、丁重に受け継がれたきたのがわかります。お気に入りの「徳利」や「ぐいのみ」の骨董品が あっても、肴を盛る「向付け」が現代物ではヤボ・・・ダメ!でも、この「向付け」を使えば・・・◎◎◎です !!


    
落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者入札締切日
\145,000. \120,000. DYI '99/12/13
※落札されました