版画

メゾティント法銅版画

サー・エドワード・J・ポインター

『スウィートピーの咲く頃』

"Pea Blossom"

1900年頃 英国

額付き




※写真は、焦点があまく多少の歪みと写り込みがあり、実際の色と若干異なっています。


原画 : サー・エドワード・J・ポインター [ Sir Edward John Poynter ](英国:1836-1919年)

※ロイヤル・アカデミー(英国王立美術院)のプレジデントでもあったサー・エドワード・J・ポインターは、 "ネオ・クラシシズム"(新古典主義)派の代表的な作家で、ポートレートを得意としていました。

彫版師 : M・コーマック [ M. Cormack ]

※M・コーマックは、当時の非常に腕利きの彫版師です。

1900年頃 英国にて制作

銅版画 : メゾティント法彫版 [ Mezzotint ] / サインド・プルーフ / ビフォー・レター


※サインド・プルーフ / ビフォー・レター : 題名等のキャプションを作品下部に彫り込む前 (ビフォー・レター)の銅版の状態が最も良い時点で刷った特別版で、それを彫版師のM・コーマックが サイン(鉛筆)して証明した(サインド・プルーフ)同エディションでは最も貴重な作品です。

※色調はセピア(濃いめのこげ茶)のモノトーンで、メゾティント特有のビロードのようなサーフェスに刷 り上げられています・・・髪やドレスの柔らかなタッチも、なっなっなんと、銅版で刷るんです!!全く驚く べき彫版テクニックです!!

額付き

版画サイズ(プレート・マーク) : 57.5cm± * 45.2cm±


コンディション : マージン(余白)にわずかな汚れやフォクシング(班点状のシミ)等がありますが、 100年も経過した版画では自然な事ですし、イメージにはほとんど影響が無く、鑑賞上はまったく 気になりません。ちょうど1世紀前の大型銅版画にしては、満足のゆく大変に良好な保存状態です。

とても上品な顔立ちの少女・・・その優しい眼差しに何か"ホッ"とする、大変美しい大型メゾティント法銅版画です。

"ターン・オブ・ザ・センチュリー"=ヴィクトリア時代後期のセンティメンタルな雰囲気を色濃く漂わせる この作品は、"焦りすぎている時代"のその頂点かもしれない"今"を生きる我々にとって、ヒーリング・アートその ものです!!・・よね?

    
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