ドーム
『木いちご文ランプ』
19世紀後半−20世紀初頭 フランス
19世紀後半−20世紀初頭 フランス/ナンシー
錬鉄製の止め金具と台座付き
笠の側部に"DAUM NANCY ≠"の酸化腐食彫り陽刻サイン有り
サイズ : 高さ 約 33.0cm
コンディション : 約100年経過しているガラス作品ですから、細かく診れば、多少の汚れや微少な
チップ(欠け・剥離)等は有るかもしれませんし、台座が錬鉄製のものにリプレース(置き換え)されて
いる可能性も有りますが、全体的には充分に満足のゆく保存状態です。また日本国内での使用も問題ありま
せん。
非常に細密で写実的な木いちご文が、ヴィトリフィカッシオン(※注)で地模様を施した黄・紫・茶褐・緑の
渋く複雑な色の被せガラスに、カメオ技法(酸化腐食彫り)で丁寧かつ精巧に浮き彫りされています。
部屋の明かりを落としてこのランプを点燈すると、ベル・エポックのパリを感じながら悠久の時の流れに身
を委ね、本当にウットリとしてしまいます。
※米国の好景気を背景に、こういったランプ作品の需要は特に根強いものがあり、世界的に品不足気味とな
っています。しかしながら日本では、バブル期にかなりの数量の作品が輸入されており、消費不況の影響で
価格的にも非常に練られていますので、日本市場が最も良い猟場で(とは言っても最近では、日本でもさす
がに上等なランプ作品は少し品薄気味になってきましたが)、しかも今が買い時であることに疑問の余地は
無いと思います。
※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \395,000. | Sh.Sa. | '00/3/6 |