コンディション　：　焼きムラ ／ ごくわずかな当たり ／ スクラッチ （ ひっかき傷 ） ／ スージー・クーパー陶器特有の 釉薬の網目状の貫入 ／ 模様のわずかな擦れ等は有りますが、約６０年間も経過したアーズン・ウエア （ 陶器 ） にして は、よほど大事に使われてきたのか、問題になるような割れ・ヒビとも無く、全体的には非常に満足のゆく大変良好なコンデ ィションです。

スージー・クーパーの代表的デザインのひとつで、かつ、非常に人気のある "タイガー・リリー" パターンの コーヒー・サーヴィスです。また、ポットのケストレル・シェープ （ 形状 ） は、数多いスージー・クーパー 作品の中でも "the longest lived of all Susie Cooper designs" と賞賛されており、アール・デコ・スタイルそのものといった フォルムが、独特のすがすがしい雰囲気を醸し出しています。

スージー・クーパーの陶磁器は、日本でも、過熱気味の大ブームを巻き起こし、今では少し沈静化してきた と思われていますが、最近になって欧米の一流オークションでも扱い始めたほど、世界的には、"クラリス・ クリフ" 同様、アール・デコのアプライド・アート・ピースとして、その人気が安定化してきました。

国内参考価格　：　最近、東京都内のアンティーク・ショップとデパートの骨董市で、"パトリシア・ローズ" パターンのトリ オ （ カップ＆ソーサーとケーキ・プレートのセットを "トリオ" と呼んでいます ）１客が・・なんと・・１１万円で売られ ていました。（ スージー・クーパー本人による手描きのプレート等を除いて ） 少なくともある程度のセットものでなければ 価値や意味や魅力を （ 筆者は ） 感じないスージー・クーパー作品が、何故か日本では・・価格を高く設定せざるを得ない "セッ トもの" では売りにくいと思ってか・・１客ずつバラ売りされることが多いようです。

お客様よりの追加情報　：　渋谷区******の************************ （ アンティーク・ショップ ） で、パトリシ ア・ローズのトリオが１客１５万円でした。********** （ 銀座のデパート ） のアンティーク市でも１客１５万 円でした！定価なのかしら？また、****の************（アンティーク・ショップ）では、パトリシア・ロー ズのポットが１個３６万円、マフィン・ウォーマーには５０万円という法外な値がついていて、次に行った時 にはもう売れていました。お店の人によると、「パトリシア・ローズの珍しいモノは、入ったらすぐ売れます」とのことでした。 なんか、「最近、世の中スジの通らないこと多すぎません？」 ですよね。／／オークショニアより　：　そっ、そう思いますぅ！！・・ ・大変貴重な情報をいただきまして誠にありがとうございました （ 再掲載させていただきました ）。

※写真は、焦点があまく多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています。