陶磁器

古伊万里

『染錦花籠図赤絵九寸皿』

江戸中期(元禄期と推定)





古伊万里 : 染錦九寸皿

江戸中期( 元禄期と推定 )

サイズ : 直径 28.0cm± 高さ 4.0cm±

コンディション : 高台部の微小な当たり・金彩や色絵の擦れ・自然の焼きムラ等がごく一部に有りますが、 気になる欠けや割れは無く、江戸中期からの伝来品にしては、ほぼ完品と呼べるほど、大変に良好な保存状態です。

大変に入手困難な"里帰り染錦"の逸品中の逸品です!!

この作品は、17世紀(元禄期)に輸出用として制作された"染錦"(そめにしき)の非常に上手の飾り皿で、 欧州からのとても貴重な"里帰り品"です。しかも大変入手困難な九寸皿の逸品です。

元禄から享保にかけて、染付に金彩を施した"染錦"の皿や花瓶等が、主に東インド会社を通じて、欧州に 輸出され、例えば当時繁栄を誇った神聖ローマ帝国( ハプスブルグ家 : 主に現在のオーストリア )女帝マリア テレジア時代のウィーン等で盛んに収集されていました。しかしながら現代では、その時代の"染錦"が 今回の出品作品のようにほぼ完全な形で市場に出回ることは極めて稀で、それ故、陶磁器収集家にとって、 ますます世界的"幻の逸品"の体を成してきました。



※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。

    
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on request \286,000. H.Kanam. '00/5/13
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