スターリング・シルヴァー(銀の純度:92.5%)
ティファニー
『アール・ヌーヴォー・デコラティヴ・ディッシュ』
6点一組
1875-91年 アメリカ
Tiffany & Co.
"A Set of Six Art Nouveau Decorative Dishes"
アール・ヌーヴォー・デコラティヴ・ディッシュ : 6点一組
スターリング・シルヴァー(銀の純度:92.5%) : 一部ギルト(金貼り)加工
1875−91年 アメリカ
ティファニー & Co.
サイズ : 7.0cm± * 5.8cm± 高さ 1.0cm
コンディション : 多少のスクラッチ(ひっかき傷)やごくわずかな打ち傷・磨滅等が有りますが(この程度のスクラッチや磨滅等 が有るのは自然で、今後使用している間にも生じますから、骨董銀の場合は特に、欧米のオークションではあま り問題視しません)、100年以上経過している割には大変良好なコンディションを保っています。
残念ながら現在では作られておりませんが、19世紀末のティファニー(銀製品)を象徴する大変美しいパターンの作品です。
正式な用途は夜会用のバター・ディッシュというところでしょうが、酸や塩で皿を傷めないよう内側に金を施してあり
ますし、作りがほどよく繊細で過剰な甘さが無いせいか、オリーヴやナッツなどのチャーム・ディッシュとして
アペリティフ用に使うと、非常に上品でとても洒落ています。
また、ディナーの締めくくりに、このお皿にチョコレートを可愛く盛って、コニャックや葉巻と共にお出ししますと、
アール・ヌーヴォー期のティファニーの芸術的な洗練さとともに、そのディナーがいつまでもゲストの記憶に残る
と思います。
また、柄ゆきが菊の花のせいばかりではないでしょうが、漆器など和食器との相性も良く、デザインが
個性的なわりに、香の物・珍味・薬味からお菓子と、ふだんの食卓からちょっとあらたまった機会まで応用範囲が広く
大活躍しています。とにかく、何と合わせても上品な雰囲気を盛り上げてくれるこの小粋な小品は、最盛期のティファニーの実
力がいかに優れたものであったか、日常使いをすればするほど、そのありがたさを実感させてくれます。
本国アメリカでは、こういったティファニーのアール・ヌーヴォー・シルヴァーの人気は凄まじく、
現地でもほとんど見かける事はありません(ましてや日本市場まではまず回ってきません)。
たまに出てくるとしても、お値段がとても高く、その傾向は年々強くなってきているようです。最近では、
数年前にニューヨークのアンティークショップで、同じパターンで小ぶりの足付き菓子器(直径が15cm位のものでした)
の単品を一度だけ見かけましたが、確か当時の邦貨で約160万円ほどだったと記憶しております。
※写真は、焦点があまく多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています。
※最近落札された作品と同仕様の作品ですので、前回と同じ写真を流用しています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \266,000. | k.kazu | '00/5/2 |