陶磁器
古伊万里
『染錦椿芍薬文花器』
江戸中期
※写真は、焦点があまく多少の歪みと反射があり、実際の色と若干異なっています。
古伊万里 : 染錦花器
江戸中期(17世紀末:元禄期と推定)
サイズ : 高さ 22.0cm± 最大幅 10.0cm±
コンディション : 窯焼きの際に入った自然な焼きムラ(灰跡)・窯キズ・金彩や色絵の擦れが有り、(極々厳密に診れば)
縁や高台部にごく小さな当たり等(「欠け」と呼べるほどのものではありません)が有るかもしれませんが、問題になる欠け
や割れも無く、・・・よほど大切に扱われてきたのか・・・江戸中期からの伝来品にしては、完品と呼べるほど、大変に良好
な状態です。
大変に入手困難な非常に状態の良い"里帰り染錦(そめにしき)"の逸品です!!
17世紀(元禄期)に輸出用として制作された・・・端正な姿で・・・しかも華やかな絵付けの・・・大変に美しい"染錦"の花器です。
ただでも入手が難しい"染錦"ですが、皿や鉢に比べ、こういった「袋もの」は本当に数が少なく、業者間の取引価格も年々高額になっ
てきています。
元禄から享保にかけて、染付に金彩を施した"染錦"の皿や花瓶等が、主に東インド会社を通じて、欧州に
輸出され、例えば当時繁栄を誇った神聖ローマ帝国( ハプスブルグ家 : 主に現在のオーストリア )女帝マリア
テレジア時代のウィーン等で盛んに収集されていました。しかしながら現代では、その時代の"染錦"が、
今回の出品作品のようにほぼ完全な形で市場に出回ることは極めて稀で、正に"幻の逸品"と言えます。
※ご出品者様におかれましては、本来なら非常に入手困難な上手の"染錦"を・・・続けて・・・ご出品いただきまして、
心より御礼申し上げます。
落札希望価格 |
現在の 最高入札価格 |
ご入札者 |
入札締切日 |
on request |
\260,000. |
M.Nkn. |
'00/11/4 |
※落札されました