ジョルジュ・バルビエ
『挿画(肉筆)原画』
1920年代
額付き
1920年代 : 作風から、1920年代の作品であるのはほぼ確実です。
水彩画(挿画) : インク(ペン) ・ 水彩絵の具
※この作品がバルビエのどの挿画本の(ための)ものなのか定かではありませんが(調査不足ですみません)、 作品のモティーフとその作風からみて、挿画の(肉筆)原画であるのは(制作年代と同様)ほぼ確実です。
額付き : 現状はシートのみですが、落札決定後に額装してお渡しします(新品の額を使用)。
”GEORGE BARBIER” の直筆サイン(ペン)有り
シート・サイズ : 24.6cm± * 20.5cm±
コンディション : 紙に(問題とは言えない)時代なりのわずかなヤケやごく小さな斑点状のシミが有り、マージン(余白)も イメージぎりぎりにトリミングされていますが、80年近く経過している水彩画にしては、ほぼ完品と言えるほど、大変に 良好な保存状態です。
コケティッシュで・・・
ユーモラスで・・・
それでいて妖艶な・・・
超レアで非常に入手困難な完成度の高い肉筆作品です!!!
※大衆芸術のスターを気楽にエンジョイしていた(?)バルビエが、もっと長く生きて、もし、本格的にファイン・
アートを手がけていたなら、ピカソやシャガールをも凌駕したのではないかといわれています(あのエルテも、生涯、
バルビエを憧憬し、研鑚の目標にしていたのは周知の事実です)。
バルビエの作品は、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)に基づき90年代のはじめに版権が消滅したため、
ポスター、カレンダー、絵葉書等にはもちろんのこと、化粧品ボトルやCDジャケット(※)など、様々な商品の
デザイン・ソースとして利用され始めています。
※日本国内でも、実際に「バルビエ」名のバンド(有名アーティストのコラボレーションのユニット名と言う方が正しい
と思います)が存在し(ていた?)、バルビエの絵がジャケットに使われたCDも何枚か出ています(カラオケのメニュー
・ブックにも載っています)。
参考価格 : 世界的にもバルビエの再評価が急速に進んでおり、作品が滅多に売りに出されない事も手伝って、その
価格も確実に上昇しています。なかでも、特に入手困難なバルビエの(完成度の高い)肉筆作品は、欧米の有名オークション
で(水彩画で)100万円以上の金額で落札されるケースが増えてきています。実際に、ロンドンで約5年前に開催された
オークションでも、今回の作品より小型の作品(「ビリチスの歌」という有名な挿画本の半ページ分のイラスト原画)が、
100万円を超える金額(買い手手数料込み:当時の為替レートで計算)で落札されましたし、4年前のテキスタイルの
オークションでは、ファブリック用の下絵として制作されたラフなデザイン画に、3,000 - 4,000 ポンドのエスティメイト価格(※)
が設定されていました(実際の支払い金額は、当時の・・そのオークション会社の・・買い手手数料=15%と為替レート=約190円
で計算し、約65万円から87万円になります)。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \180,000. | S.N. | '01/2/23 |