水彩画

ジョルジュ・バルビエ

『挿画(肉筆)原画』

1920年代

額付き




※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。


作者 : ジョルジュ・バルビエ [ George Barbier ] ( フランス : 1882 - 1932年 )

1920年代 : 作風から、1920年代の作品であるのはほぼ確実です。

水彩画(挿画) : インク(ペン) ・ 水彩絵の具


※この作品がバルビエのどの挿画本の(ための)ものなのか定かではありませんが(調査不足ですみません)、 作品のモティーフとその作風からみて、挿画の(肉筆)原画であるのは(制作年代と同様)ほぼ確実です。


額付き : 現状はシートのみですが、落札決定後に額装してお渡しします(新品の額を使用)。

”GEORGE BARBIER” の直筆サイン(ペン)有り

シート・サイズ : 24.6cm± * 20.5cm±


コンディション : 紙に(問題とは言えない)時代なりのわずかなヤケやごく小さな斑点状のシミが有り、マージン(余白)も イメージぎりぎりにトリミングされていますが、80年近く経過している水彩画にしては、ほぼ完品と言えるほど、大変に 良好な保存状態です。

天才バルビエの・・・

コケティッシュで・・・

ユーモラスで・・・

それでいて妖艶な・・・

超レアで非常に入手困難な完成度の高い肉筆作品です!!!

アール・デコ期はもちろんの事、20世紀最高のイラストレーターと称され、一世紀にひとり現れるかどうかの天才ア ーティストとも呼ばれているジョルジュ・バルビエの(※)、非常に良く描き込んだ完成度の高い肉筆作品です。 この作品でもバルビエは、彼特有の鋭く無駄な線のひとつと無い繊細な描写テクニックと、 その類い稀で大胆極まりない画面構成のセンスを、存分に遺憾なく発揮しています。

※大衆芸術のスターを気楽にエンジョイしていた(?)バルビエが、もっと長く生きて、もし、本格的にファイン・ アートを手がけていたなら、ピカソやシャガールをも凌駕したのではないかといわれています(あのエルテも、生涯、 バルビエを憧憬し、研鑚の目標にしていたのは周知の事実です)。

バルビエの作品は、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)に基づき90年代のはじめに版権が消滅したため、 ポスター、カレンダー、絵葉書等にはもちろんのこと、化粧品ボトルやCDジャケット(※)など、様々な商品の デザイン・ソースとして利用され始めています。

※日本国内でも、実際に「バルビエ」名のバンド(有名アーティストのコラボレーションのユニット名と言う方が正しい と思います)が存在し(ていた?)、バルビエの絵がジャケットに使われたCDも何枚か出ています(カラオケのメニュー ・ブックにも載っています)。

参考価格 : 世界的にもバルビエの再評価が急速に進んでおり、作品が滅多に売りに出されない事も手伝って、その 価格も確実に上昇しています。なかでも、特に入手困難なバルビエの(完成度の高い)肉筆作品は、欧米の有名オークション で(水彩画で)100万円以上の金額で落札されるケースが増えてきています。実際に、ロンドンで約5年前に開催された オークションでも、今回の作品より小型の作品(「ビリチスの歌」という有名な挿画本の半ページ分のイラスト原画)が、 100万円を超える金額(買い手手数料込み:当時の為替レートで計算)で落札されましたし、4年前のテキスタイルの オークションでは、ファブリック用の下絵として制作されたラフなデザイン画に、3,000 - 4,000 ポンドのエスティメイト価格(※) が設定されていました(実際の支払い金額は、当時の・・そのオークション会社の・・買い手手数料=15%と為替レート=約190円 で計算し、約65万円から87万円になります)。

※エスティメイト価格とは、オークション会社のエキスパートが示唆する落札の見積価格で、再販価値(換金価格)の基準になるものです。



※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。

    
落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者入札締切日
on request \180,000. S.N. '01/2/23
※落札されました