ルイ・イカール
『モーニング・カップ』
”Morning Cup”
1940年
額付き
オリジナル銅版画 ( ドライ・ポイント / カラー・エッチング / アクアチント ) : イカールが自ら製版した銅版画です。
1940年
額付き : シックで重厚感のある、とても立派な額装が施されています。
右下 : ” Louis Icart ” の直筆サイン(鉛筆)有り
左上 : ” Copyright 1940 by L.Icart _ N.Y. ” の刻字有り
左下 : ウインドミル(風車)のアーティスト・ブラインド・スタンプ(※)有り
※イカールの多くの作品に付与されているこのエンボス・マークは、アメリカ市場に
供給する目的で制作された(作品である)事を示したものです。
レゾネ番号 : No.483 ( シファー・パブリシング出版 ”The Complete Etchings” P.230 に掲載 )
プレート・マーク・サイズ : 50.3cm± * 45.4cm±
額サイズ : 86.5cm± * 80.2cm±
コンディション : 厳密に診ると、シート上にうっすらと(シワや折り目とは呼べない程度の)ヨレが有りますが、 鑑賞上は全く問題になりませんし、イカール作品によく見受けられるシミや紙ヤケもほとんど無く、版面はとてもクリーンな 状態に保たれており、全体的には非常に良好な保存状態です。
そのセンスを存分に発揮した・・・
とても楽しいモティーフの・・・
非常にコンディションの良い作品です!!!
本作品の名(?)脇役の子犬をはじめ、イカールの作品中には、数多くの動物がいつも大変効果的に登場しますが、
実際、イカール本人も大変な動物好き(特に”犬”好き)で、生涯の大半を、妻のファニーと伴に、自分の飼っている動物たちに
囲まれて過したと伝えられています。
ところでイカールは、1950年にその生涯を閉じたため、2000年をもって、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)
に基づく版権が消滅しました。従って、イカール作品の所有者の方は、作品を単にアートとして鑑賞するだけでなく、
あらゆる商品のデザイン・ソースとして利用することが可能となりました。この事は、今後イカール作品を資産面から評価する際に、
大きな意味を持つものと思われます。
参考価格 : 同エディションの作品が、以前東京都内で開催された(会場を設営するタイプの)他社オークションに出品された際には、
額の無いシートのみの状態で、\362,250. から \422,625. のエスティメイト価格(買い手手数料および消費税込み)が設定され
ていました。ただ、手元にあるカタログの掲載写真から判断しますと、その作品には、版面の左側にかなりの紙ヤケが有り、
今回の出品作品とは明らかに査定の異なるモノですので、本作品の様な良好な保存状態の作品が出品されれば、
(その他社オークションでは)上記の価格よりは遥かに高額のエスティメイト価格が設定されるはず(べき)です。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \480,000. | L.M.C.M. | '01/4/10 |