アンティーク・プリンティッド・エフェメラ

『ヴィクトリアン・ヴァレンタイン・カード(F)』

Antique Printed Ephemera

”A Victorian Valentine Card (F)”

19世紀後半

額付き





今から100年以上も昔・・・

恋人達がその胸のうちを・・・

一枚の美しいカードに託した・・・

そんな古き良き時代のロマンスを今に伝える・・・

ヴィクトリア時代のとてもレアなヴァレンタイン・カードです!!!

しかもこの作品は・・・

あのケイト・グリーナウェイが若き日にデザインした・・・

エフェメラ・ファン垂涎の逸品です!!!


ヴィクトリアン・ヴァレンタイン・カード : 多色刷り石版画で絵付けされています(一部金彩有り)。

19世紀後半

作者(イラストレーション) : ケイト・グリーナウェイ [ Kate Geenaway ] ( 英国 : 1846 - 1901年 )

額付き : 現状はカードのみですが、落札決定後に額装してお渡しします(新品の額を使用)。

サイズ : 16.8cm± * 12.5cm±


コンディション : 作品の一部にわずかな紙ヤケ・汚れ・退色・(およびカード縁飾りの部分の)破損等が有りますが、 これは作品の性格上、止むを得ないものであり、この種の作品としては、全体的には概ね良好なコンディションです。

20世紀初頭に大量に印刷されたグリーティング・カードに比べて、ヴィクトリア時代のハンド・メイドのカードは、 その入手が難しいだけでなく、状態の良いものが少なく、コレクション・アイテムとして、欧米では定期的に オークションが開催される程、大変に人気があります。しかも、この作品は、ヴィクトリア時代を代表する人気絵本画家の ケイト・グリーナウェイが、まだ無名だった時代にデザインしたもので、なかなか入手できないため、 オークションに出品されれば、かなりの値が付くと思われます。

ところで、日本でヴァレンタイン・デー(2月14日)といえば、女性から男性にチョコレートを贈る日となっていますが、 欧米では、従来より、愛を告白する目的で、男女を問わずカードを贈りあう慣わしになっています。 しかも匿名が原則で(カードには署名せず)、言葉もなるべく少なくし、花の切り抜きを貼り付けたり絵を描いて、 花言葉で気持ちを伝えるという、ゲーム性に満ちたとてもロマンティックで待ち遠しい日なのです。 それゆえ、ヴァレンタイン・カードには、元々非常に凝った高価なものが多く、ヴィクトリア時代のカードに施された エンボスト&ハンド・ピアースト・ペーパー・レース・ボーダー等の仕事の細かさには、本当に驚かされてしまいます。

ちなみに エフェメラ [ ephemera ] (英語) とは、本来、「蜉蝣(かげろう)のように短命で儚い(はかない)もの」といった 意味ですが、芸術作品として制作された版画作品等とは異なり、同じ印刷物ではあっても、グリーティング・カードや葉書、 あるいは商品ラベルやポスターといった、すぐに処分されてしまう(運命にある)印刷物の総称となっています。

女性から男性へ・・・男性から女性へ・・・両側通行で・・・最愛の方へ・・・なにか幸運な事が 起こりそうな ”something old” の・・・こんな素敵なプレゼントって・・・絶対に ”あり” です!!!

ついでに・・・日本だけの・・・妙な・・・一方通行の・・・しかも義務的・打算的にチョコレートを贈る習慣って ・・・もう ”なし” にしません???

チョコレート・メーカーさんごめんなさい! 言い過ぎました! チョコレートも大好きです!!!



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