宋赤絵
『藻魚文碗』
12世紀中頃
中国
桐箱付き
信じられないくらい・・・渋く・・・美しく・・・
素晴らしい土の質感とともに・・・
何とも言えない存在感と時代を感じさせる逸品です!!!
中国陶磁器の奥の深さに・・・
ただただ脱帽です!!!
12世紀中頃 中国/宋代の作と推定
桐箱付き
サイズ : 口径 17.5cm± 高さ 6.5cm±
コンディション : 高台部の当たり・絵の擦れ・焼きムラ・灰跡等が一部に有りますが、
問題になる大きな欠けや割れは無く、宋代の作品にしては、充分に満足のゆく、良好な保存状態です。
価格情報 : 前回のご出品者が、この作品の価値を(会場を設営するタイプの)他社オークションのエキスパートに査定
してもらわれたところ、「以前はもっともっと高く売れたが、今でも120万円から150万円の価値は充分にある・・・云々」
と言われたそうです。
あの作品は、**美術館の所蔵品と兄弟の品です。最近**美術館へ行った際、そっくりなお碗を見つけて驚きました。
さっそく図録を買いましたところ、大きさも同じ、絵柄もほぼ同じです。『**美術館 館蔵名品集 第1集』の『124番』です。
おそらく同じ場所で、同じ職人達の手で作られたのでしょう。さすがに赤絵の程度はあちらの方が良く残?ていましたが、
あちらはキズが多いです。当時、はやりの模様だったのかもしれませんね。図録に書いてあることを書いておきますので、
そっくり加減を想像してみてください。
磁州窯系の焼き物に赤や緑の絵の具で絵付けをした赤絵があり、白と黒のモノトーンが多い磁州窯系の中で、
温かさとやさしさを与える作品群である。小品が多く、中でもこの碗が多い。この碗も『宋赤絵』の典型作で、
灰褐色の胎土に白化粧を施して、 見込みに藻をくわえた魚の図を赤と緑の絵の具で描いている。
縁には赤と緑で太い圏線をめぐらし、黄色の点文を配している。外側の裾から高台にかけては釉がかからず露胎となる。
高台畳付きには目跡が五つついている。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \350,000. | K.Ka. | '02/5/10 |