アール・ヌーヴォー&アール・デコ/陶磁器

ガレ

『帆船文船形把手付平鉢』

19世紀後半(1885-1890年頃と推定)

フランス





船の帆やロープを巧みに絵付けに取り込んだ・・・

着想の斬新さに驚かされる・・・

非常に面白い作行きのガレ陶器です!!!


ガレ [ Galle ]

19世紀後半(1885−1890年頃と推定) フランス/ナンシー

底部に ”E ‡ G depose E. Galle Nancy” のエナメル彩銘あり

※ ‡ : ロレーヌの十字架 [ Cross of Lorraine ] と呼ばれている ( ナンシーのある ) ロレーヌ地方で使われていた十字架マークです。

※ depose : 意匠登録の意味で、ガレ本人の監修による初期の作品に時より付けられていました。


サイズ : 縦 21.0± 横 36.0cm± 高さ 5.9cm±

コンディション : 非常に細かく診れば、わずかな当たり・窯キズ・窯焼きの際に入った自然な焼きムラ(灰跡)・ 釉薬の貫入・絵の擦れ等は有るかもしれませんが、鑑賞上の問題になるような欠けや割れは無く、全体的には完品と呼べるほど、 大変に良好な保存状態です。

船の帆やロープをを大胆に配した器の中に、帆船が浮かぶのどかな海辺の風景が描かれています。ガレは、自然の中に着想を求めると ともに、東洋の作例からも装飾の原理を学びとった事が知られていますが、本作品にも、作品全体のまとめ方に 東洋的な味わいを感じる事が出来ます。

※ガレは、ガラス作品だけではなく、陶磁器や家具の制作にも非常に興味を持っていて、1889年にパリで
  開催された万国博覧会では、ガラス作品で大賞を受賞すると同時に、陶磁器でも金賞を獲得しています。



※写真は、焦点があまく多少の歪みと写り込みが有り、実際の色と若干異なっています。

    
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