ルイ・イカール
『ル・カクテル』
”Le Cocktail”
1932年
額付き
イカールお得意の”洗練された”大人のエスプリ・・・
そのセンスにいつもながら脱帽させられる・・・
非常にコンディションの良い大人気作品です!!!
オリジナル銅版画 ( ドライ・ポイント / カラー・エッチング / アクアチント ) : イカールが自ら彫版した銅版画です。
1932年
額付き
右下 : ” Louis Icart ” の直筆サイン(鉛筆)有り
右上 : ” Copyright 1932 by L. Icart Sty. N.Y. ” の刻字有り
左下 : ウインドミル(風車)のアーティスト・ブラインド・スタンプ(※)有り
※イカールの多くの作品に付与されているこのエンボス・マークは、アメリカ市場に供給する目的で制作された(作品である)事を
示したものです。
レゾネ番号 : No.418 ( シファー・パブリシング出版 ”The Complete Etchings” P.196 に掲載 )
プレート・マーク・サイズ : 33.4cm± * 68.0cm±
額サイズ : 57.8cm± * 68.0cm±
コンディション : 厳密に診ると、額にわずかな当たり等が有るかもしれませんが、版画自体は、イカール作品に
よく見られるシミ・紙ヤケ・退色もほとんど無く、非常に良好な状態を保っています。
※イカールの版画作品は、雑に扱われてきたコンディションの悪いものも多く(コンディションの良いものの半額以下の
値しか付かない作品も沢山有ります)、そういった作品を安く購入しケミカル・ウォッシュしたもの(漂白剤等に浸けて洗い、
それによって退色した色を後で彩色したもの)が売られているケースも間々ありますので、購入時には注意が必要です。
イカールの作品には、美女と伴に犬がしばしば大変効果的に登場しますが(実際、イカール本人も大変な犬好きでした)、
すました顔で椅子に座っている小犬と羨ましそうに見上げる小犬・・・その表情の対比をユーモラスにとても可愛く描いた
この作品は、犬をモティーフにしたイカール作品の中でも、特に、名品中の名品と評されています。
ところでイカールは、1950年にその生涯を閉じたため、2000年をもって、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)
に基づく版権が消滅しました。従って、イカール作品の所有者の方は、作品を単にアートとして鑑賞するだけでなく、
あらゆる商品のデザイン・ソースとして利用することが可能となりました。この事は、今後イカール作品を資産面から評価する際に、
大きな意味を持つものと思われます。
参考価格 : 本作品と同エディションの作品が、国際的なオークション会社が2000年6月に英国ロンドンで開催した
デコラティヴ・アートのオークションに出品された際には、約87万円(買い手手数料込み/現在の為替レートで換算)で
落札されました。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \650,000. | yu-sa | '01/9/29 |