陶磁器

遼三彩

『印花花文盤』

10世紀後半(遼代)

中国

桐箱付き





三彩特有の緑と黄の色彩で飾られた・・・

いにしえの牡丹・菊・胡蝶の文様が美しい・・・

幸福を呼ぶような魅力に溢れた・・・

大型で存在感のある三彩陶器の逸品です!!!


遼三彩(と推定) : 印花花文盤

10世紀後半(遼代)と推定

中国

桐箱付き

サイズ : 直径 27.5cm± 高さ 5.0cm± 〜 6.0cm±

コンディション : 盤の縁に小さなホツが数箇所有り、(この時代に制作された三彩陶器の特徴でもありますが)釉薬の貫入や わずかな剥落・自然な焼きむら・高台部のわずかな当たり・多少の擦れや汚れも有りますが、欠け・割れ等の問題になるような 大きな瑕疵(かし)は無く、遼代の三彩陶器としては、よほど大切に扱われてきたのか・・・大変に満足のゆく保存状態です。

ご出品者のコメント(原文通り) : 中国遼王朝は、今から約1000年程前に契丹(きったん)民族が草原の騎馬民族として 中国北部地域を支配し、 南部の宋と対立しながら、西方ペルシャ方面と交易しながら栄えた国であります。この時代に作られたこの印花文の三彩器には、 円形皿、方形皿、長皿などがあります。この盤は円形皿であり、菊花文を中心に置き、牡丹文を四つ周囲に配し、外輪に同じ 牡丹文とその間に胡蝶を四つ配し、色調と共に巧みに刻された盤であります。中央には遼時代の特徴の積ね焼きした三つの目跡 があり、また遼特有の薄紅色の土色が露胎にはっきりと表れています。この作品とほぼ同じ盤が東京国立博物館に所蔵(三彩印 花文盤、径25.2cm)されております(平凡社:「遼の陶磁」杉村勇造著の図18.72に掲載)。この作品は東京国立博物館所蔵 より径が約2.3cm大きく、稀に見る貴重な作品であります。10年程前には、この大きさの盤は100万円程は値が 付いていたようです。 しかし、今日はこのような値段は無理としても、非常に価値ある作品であることは変わりません。念の為に、一度美術館の陶磁専門 の学芸員に鑑定していただいたところ、間違いなく遼の時代の作品であると、お墨付きをいただいております。



※写真は、焦点があまく多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者 入札締切日
on request \239,000. M.Mit. '02/1/23
※落札されました