ドローイング(肉筆)

藤田 嗣治

『聞き耳を立て様子をうかがう猫』

”CHAT au guet”

1930年

額付き





フジタが最も得意としたモティーフのひとつ「猫」・・・

その独特の表現が堪能できて・・・

サイズ的にも満足のゆく大きさの・・・

とても飾り映えのする出来の良い肉筆作品です!!!


作者 : 藤田 嗣治 [ Tsuguharu Foujita ] ( 日本 : 1886 - 1968年 )

1930年

ドローイング(肉筆) : 紙に墨と赤のインク

額付き

”嗣治 Foujita”の直筆サイン(筆)有り

フジタ作品の所定鑑定人シルヴィ・ブイソン [ Sylvie Buisson ] の鑑定書付き

※本作品は、シルヴィ・ブイソン編「フジタ・カタログ・レゾネ第3巻」に収録される予定です。

シート・サイズ : 37.0cm± * 48.0cm±

額サイズ : 63.0cm * 74.0cm


コンディション : シートに多少のしみやヨレが有り、額にも多少の当たりが有りますが、鑑賞上はあまり気にならず、 70年以上経過した作品としては、充分に満足のゆく保存状態です。

無駄な線を省いた力強い筆致で、聞き耳を立て様子をうかがう猫の表情をとても上手く捕らえた、 さすがに・・・「猫の作家」とも呼ばれている・・・フジタならではの肉筆作品です。

フジタの猫作品の構図としては珍しく、尻尾が(トリミングされたのではなく意図的に)先端まで 描かれていませんが、それによって、姿勢を低くして何かにしのび寄って行こうとする猫の動きが、 実によく伝わってきます。

こんな貴重なフジタの肉筆作品を快くご提供いただきましたご出品者様に、衷心より厚く御礼申し上げます。


<シルヴィ・ブイソンの写真付き鑑定書(フォト・サティフィケート)/裏・表>

※写真は、焦点があまく多少の歪みと写り込みがあり、実際の色と若干異なっています。

    
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on request \1,087,000. HiroH '02/2/2
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