再興九谷
松山窯
『青手山水文小皿』
10点一組
江戸後期
箱付き
釉薬の独特の色合いと立体感が非常に魅力的な・・・
渋く美しい再興九谷の逸品です!!!
江戸後期(1850年頃)
「塗り埋め角福」の窯印有り
箱付き
サイズ : 直径 11.0cm± 高さ 2.3cm±
コンディション : 金繕いが2枚に各1箇所有りますが、鑑賞上はさほど気になるほどのものではなく、
むしろ真面目に修復されていることに好感を覚えます。また、(細かく診れば)ごく一部に窯焼きの際の
自然な焼きムラ・釉薬の擦れや貫入等が有り、(更に厳密に診れば)縁や高台部の(肉眼では見えない程度の)
微少な当たり等が有るかもしれませんが、問題になるような大きな欠けや割れではなく、
よほど大切に扱われてきたのか・・・江戸期からの伝来品にしては、充分に満足のゆく良好な状態を保っています。
松山窯の歴史 : 嘉永年間(1848〜54年)頃、大聖寺藩が、藩の贈答品調達のために、山本彦右衛門に下命して
創設させた藩窯。幕末に藩の支配を離れ民営化されたが、明治5年頃解散。
松山窯の特徴 : 作風は吉田屋に近似。粟屋源右衛門の繊細な絵付けが特徴。ただ、吉田屋と比較すると、紺青以外は
異なった発色であるのと、意匠では、全面塗り埋めがなく、必ず生地が一部見えるように絵描きされているのが相違。
銘は「角福」に青または黄の塗り埋めで吉田屋に近似。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \230,000. | micaaki | '02/8/31 |