陶磁器

マイセン窯

フィギュア(人形:置物)

『葡萄を持つ少女』

20世紀中頃

ドイツ





上品な顔立ちの少女が差し出す一房の葡萄・・・

収穫の喜びを表現した・・・

マイセンのとても可愛いフィギュア作品です!!!


マイセン窯 : 白磁製手彩色フィギュア ( 人形 : 置物 )

20世紀中頃 ドイツ

底部に窯印有り

サイズ : 高さ 約 13.3cm

参考文献 : ”Preis-Verzeichnis der Konigl. Sachs Porzellan-Manufactur in MEISSEN” Blatt 3 に類似作品(10)掲載

コンディション : 細かく凹凸の多いマイセン・フィギュアにとって、多少のダメージが存在する事は、 ある意味で宿命とも言えるものであり、細部における微小な欠けやプロの手によるほぼ完全な修復がなされた損傷については、 世界中どこの市場でも容認しています。この作品も、葡萄の葉等が修復されているかもしれませんが、 (掲載写真でもお判りの通り)鑑賞上は全くと言って良いほど判りませんし、 全体的には、充分に満足のゆく、「完品」とも呼べる程の、大変に良好な状態を保っています(こういった保存状態の作品が、 ”パーフェクト・コンディション”とか”ミント・コンディション”として、オークションに出品されていたり、 骨董店で売られているケースをよく見かけます)。

形状が複雑で細かい凹凸の有る磁土の彫塑を、原型通りに焼き上げるのは非常に難しく、 窯の中における焼成(磁土の収縮)を正確にコントロールする大変複雑で高度な技術が要求されます。 しかしながらマイセンでは、1700年代の初頭に中国や日本の渡来品を手本に磁器制作を開始してから、 わずか20年足らずで磁器彫塑の技術をほぼ確立しており、その進化のスピードは俄かには信じ難いほど驚異的です。 ちなみに、磁器制作においては先輩格の日本でも、江戸時代から、磁器彫塑を焼き上げる技術に挑戦してきましたが、 マイセン・フィギュアほどの(形が複雑で動きのある)作品を焼き上げる技術はついに独自では確立できず、 明治政府誕生後に留学生をマイセンに派遣し、その進んだ技術を取り入れようと試みています。


 
※写真は、焦点があまく多少の歪みや反射が有り、実際の色と若干異なっています。


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\115,000. \115,000. hide '03/8/21
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