『ヴァレンタイン・カード(Lot2373)』
1908年
額付き
恋人達がその胸のうちを
一枚の美しいカードに託した・・・
そんな古き良き時代”ベル・エポック”のロマンスを今に伝える
とてもレアな石版画のヴァレンタイン・カードです!!!
1908年
クロモ=リトグラフ(多色刷り石版画) : エンボス [ emboss ] (凹凸)加工され、一部が金彩されています。
※おしゃれをした可愛い少女が、ドレスと同じ色合いの花束を持っている図柄で、”To my Valentine.” と ”At thy dainty little feet
I lay my homage low, Deign with a loving thought to meet One who for thee doth glow.” のメッセージが金で刷られています。
※裏面には、1908年・宛名・住所が書かれています。
額付き : 現状はカードのみですが、落札決定後に、額装してお渡しします(新品の額を使用)。
カード・サイズ : 13.7cm± * 8.8cm±
額サイズ : 24.0cm * 19.0cm
コンディション : 一部に、わずかな紙ヤケ・汚れ・退色・(縁と角の部分の)脱落等が有りますが、
これは、作品の性格上、止むを得ないものであり、総体的には、この種の作品としては、充分に満足のゆく、
大変良好な状態を保っています。
欧米でベル・エポック [ belle epoque ] と呼ばれている時代(1895〜1914年頃)に
クロモ=リトグラフ手法 [ chromolithograph ] (多色刷り石版画)で制作された、
とても可愛いポストカード形式のヴァレンタイン・カードです。
欧米では、こういったヴィンテージ・プリンティッド・エフェメラ [ vintage printed ephemera ] (※)の
熱心なコレクターが多く、定期的に専門のオークションが開催される程、大変に人気があります。
また、こういった時代を感じる何とも言えない美しい色のカードは、額装することで版画作品として充分に楽しめます。
※ エフェメラ [ ephemera ] (英語) とは、本来、「蜉蝣(かげろう)のように短命で儚い(はかない)もの」といった
意味ですが、芸術作品として制作された版画作品等とは異なり、同じ印刷物ではあっても、グリーティング・カードや葉書、
あるいは、商品ラベルやポスターといった、すぐに処分されてしまう(運命にある)印刷物の総称となっています。
ところで、日本でヴァレンタイン・デー(2月14日)といえば、女性から男性にチョコレートを贈る日となっていますが、
欧米では、従来より、愛を告白する目的で、男女を問わずカードを贈りあう慣わしになっています。
しかも匿名が原則で(カードには署名せず)、言葉もなるべく少なくし、花の切り抜きを貼り付けたり絵を描いて、
花言葉で気持ちを伝えるという、ゲーム性に満ちたとてもロマンティックで待ち遠しい日なのです。
それゆえ、ヴァレンタイン・カードには、元々非常に凝った高価なものが多く、カードに施された仕事の細かさには、
本当に驚かされてしまいます。
女性から男性へ・・・男性から女性へ・・・両側通行で・・・最愛の方へ・・・なにか幸運な事が
起こりそうな ”Something Old” の・・・こんな素敵なプレゼントって・・・絶対に ”あり” です!!!
チョコレート・メーカーさんごめんなさい! 言い過ぎました! チョコレートも大好きです!!!
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
設定しません | \8,000. | Hiro | '03/3/22 |