藍古九谷
『輪花梅盆栽窓絵松竹梅文皿』
江戸前期
典型的な「盆栽文」の絵付け・・・
いかにも古九谷といった内向きの砂付き高台・・・
条件が整っていて収集家ならひとつは欲しい
かなり上手の作品です!!!
江戸前期と推定
底部に「祈」の窯印有り
※俗に「二重角祈変形字」と呼ばれている窯印です。
サイズ : 直径 21.3cm± 高さ 3.0cm±
コンディション : 「古九谷」 には、「初期伊万里」 と同様、多少のダメージは許されますが、
この作品にも、詳細に診ますと、(ダメージとは言えないレベルの)窯焼きの際に入った自然な焼きムラ・
釉薬の貫入・擦れ等がごく一部有り、更に厳密に診れば、欠け・割れとは呼べない(肉眼では識別不可能なレベルの)
微少な当たり等が有るかもしれませんが、問題になるような大きな瑕疵(かし)は無く、江戸初期からの伝来品にしては、
直しも無く、充分に満足のゆく、非常に良好な状態を保っています。
「古九谷」 は、「藍古九谷」 「赤絵古九谷」 「青手古九谷」 等々に分類され、その正確な生産地(窯の所在地)や手法など、
未だに解明されていない”謎”の部分が多いのですが、本作品には、いわゆる 「藍古九谷」 として扱われている
作品の条件(あるいは特徴)が揃っているため、「藍古九谷」 と判定させていただきました(以前は 「古伊万里」 と
総称される事の多かったこういった作品も、現在では、「古九谷」様式の特徴を備えているものは 「古九谷」 の集合に
分類されています)。
藍古九谷の典型的な「盆栽図」の絵付けは、古九谷の収集家が、「折紙手」と共に、必ず一枚は欲しいと言われている
寛文年間(1661〜1673年)に流行した図柄です。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \173,000. | micaaki | '03/2/15 |