パブロ・ピカソ
『ヒゲのある小さな顔』
”Petit visage barbu”
1964年
額付き
黒く塗りつぶした陶板に彫りこんだ様に施され
南仏の地”ヴァロリス”らしい
レンガ色の陶土とのコントラストが鮮烈な
ピカソの多様な作品群の中でも
今、特に人気急上昇中のオブジェ作品です!!!
1964年
オブジェ : 全体を黒く塗った陶板(セラミック)に窪みを付け、(素地の)陶土の色とのコントラストで、
リノカット風のイメージが施されています。
※ リノカット [ lino-cut ] ( フランス語ではリノグラヴュール [ linogravure ] ) とも呼ばれている
リノリウムを切り抜いて刷る版画技法です。
額付き
エディション番号 : 13/200 (J−239)
レゾネ番号 : A.Ramie no.558 (同型他の作品掲載)
裏面に ”MADOURA PLEIN FEU” ”EMPREINTE ORIGINALE DE PICASSO” ”J-239” ”13/200” の陰刻有り
※ MADOURA PLEIN FEU = マドゥーラ工房(窯)
※ EMPREINTE ORIGINALE DE PICASSO = 直訳すると「ピカソのオリジナル刻印」という意味ですが、この但し書きは、
ピカソが自ら成型した母型を元にマドゥーラ工房が制作した限定番号入りのオリジナル作品にのみに刻印されています。
サイズ(内額の外寸) : 19.0cm± * 19.0cm± (窓サイズ : 16.3cm± * 16.3cm±)
額サイズ : 31.6cm * 31.6cm
コンディション : 厳密に診ると、陶板に一見しただけでは判らないわずかな当り・引っかき傷・擦れ・焼きムラ等が有るかもしれませんし、
額にも若干の当り等が有るかもしれませんが、総体的には、完品と言えるほど、非常に良好な状態を保っています。
ヨーロッパを蹂躙した大戦が終結して一年後の1946年夏、窯業で有名な南仏の地”ヴァロリス” [ Vallauris] の
陶器市を訪れたピカソは、自由奔放な作風の陶器に出遭い、マドゥーラ工房で陶器を制作したのをきっかけに、
絵画的要素と彫刻的要素が融合した陶芸の世界に魅了されてゆきます。以来ピカソは、そのマドゥーラ工房の協力を得ながら、
3000点を超える作品を生み出したのですが、本出品作品同様、
”アンプラント・オリジナル・ド・ピカソ” [ empreinte originale de Picasso ] の刻印が入った
限定版のオリジナル作品は、最近特に人気が増してきており、国際的なオークションに出品され、
予想価格を大幅に上回る値で落札されるケースも、決して少なくはありません。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \400,000. | SMTP | '03/5/19 |