銀器

後藤本家

十一代

後藤 通乗

『銀龍彫丸香合』

江戸中期

箱付き

※ 三井家蔵版シール





室町後期から江戸後期にかけ

四百年間にわたって日本の彫金技術を牽引した後藤家・・・

その本家の十一代であった名工「通乗 」が

人間業とは思えない鬼気迫る技術で彫り込んだ

躍動感溢れる龍の姿・・・

三井家の旧蔵品であった事からも判る通り

庶民には極めて入手困難だった正真正銘のお宝・・・

日本人として

日本の伝統工芸のレベルの高さを改めて誇りに感じ

所有し愛でる喜びを末永く伝える事ができる・・・

本当に有り難く貴重な作品です!!!


銀器 : 銀製香合

江戸中期(享保期)と推定

作者 : 後藤 通乗 (後藤本家十一代/本名は光壽) [ Michinori Goto the 11th ] ( 日本 : 1663 - 1721年 )

底部に「後藤光壽」の名と花押の刻字有り

箱付き : 蓋の表面に 「銀龍彫丸香合/後藤光壽」、裏に 「後藤本家十一代通乗ノ事/光壽、享保ノ頃」 他の書き付け有り

※ 蔵版シール(南三井家/三井高陽氏の所蔵品である事を記した整理番号入りのシール)他が貼られています。

※ 紫色の仕覆(しふく)も付いています。

サイズ : 直径 5.6cm± 高さ 1.9cm±


コンディション : 作品全体に骨董銀特有の錆びが有り、(厳密に診ると)ごく軽い引っ掻き傷等も有りますが、 問題になる様な大きな瑕疵(かし)は無く、制作後、約300年経過した作品にしては、完品と呼べるほど、 大変に良好な状態を保っています。


・・・以下、ご出品者様のコメントを掲載させていただきます(弊社で一部要約/順不同)・・・

●作者は、古くから刀剣小道具の作者として最も有名で権威のある家柄の後藤本家十一代 後藤通乗です。

●後藤家は、室町後期の 初代 祐乗 から江戸後期の 十七代 典乗 まで、四百年間にわたり、日本の彫金の世界をリードしてきました。


●本作品は、以前、刀剣美術館へ鑑定を依頼した際、花押を含めて本物に間違いないと言われましたが、 (後藤家の作品の場合、刀剣小道具に限っては、全て台帳に記されているのだそうですが) 刀剣小道具ではないので台帳には載っていないそうですので、特別の注文品であった事が推察されます。

●龍の甲などは丸く盛り上げて彫ってあり、その技術の確かさは目を見張るほど素晴らしいと思います。 なお、中には香木の跡が残っていますが、古い銀の味が無くなってしまいますので、 表も含めて、あえて磨いていません。

●この作品は、南三井家/三井高陽氏の旧蔵品で、蔵版のシールも間違いありません。


ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。



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on request \880,000. NFM '03/7/15
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