古九谷
『色絵盆栽に松文輪花皿』
江戸初期
桐箱付き
特徴的な紫と緑に赤まで用いた
色数の多い「五彩手」と呼ばれるとても貴重な作品・・・
しかも
非常に人気の高い盆栽の絵柄・・・
かつて美術館の企画展に貸し出された事もある
小振りながら
まさにミュージアム・ピース級の作品です！！！
江戸初期と推定
「塗り埋め角福」の窯印有り
桐箱付き
サイズ ： 直径 14.4cm± 高さ 2.5cm±
コンディション ： 「古九谷」 には、「初期伊万里」 と同様、多少のダメージは許されますが、
この作品にも、詳細に診ますと、窯焼きの際に入った自然な焼きムラ・釉薬の貫入・擦れ等が有り、
更に厳密に診れば、欠け・割れとは呼べない（肉眼では識別不可能なレベルの）
微少な当たり等が有るかもしれませんが、問題になるような大きな瑕疵（かし）は無く、
江戸初期の作品にしては、直しも無く、完品と呼べる程の非常に良好な状態を保っています。
「古九谷」 は、「藍古九谷」 「赤絵古九谷」 「青手古九谷」 等々に分類され、その正確な生産地（窯の所在地）や手法など、
未だに解明されていない”謎”の部分が多いのですが、本作品には、いわゆる 「古九谷」 として扱われている
作品の条件（あるいは特徴）が揃っているため、「古九谷」 と判定させていただきました（以前は 「古伊万里」 と
総称される事の多かったこういった作品も、現在では、「古九谷」の特徴を備えているものは 「古九谷」様式の集合に
分類されています）。
●江戸初期（１６５０年前後）に制作された作品です。
●「古九谷」様式のうち、赤まで用いた「五彩手」に分類される貴重なものです。
●人気柄の盆栽に松の図で、特に、緑と紫の発色は、一度見たら忘れられません。
●裏の「折れ松葉」は、「古九谷」様式の作品が焼かれたと言われている肥前の高級磁器の印でもあります。
●窯印は、正真正銘、当時の「角福」です。
●当時のこういった「輪花皿」は、木型で成型して乾燥させて作るそうです。
●前所有者は、この作品を、美術館から依頼されて、企画展に貸し出された事があるとの事でした。
●信用のおける老舗では、このクラス絵付けとサイズの「古九谷」様式の色絵皿には、必ず１００万円以上の値が付いています。
※ ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただき、衷心より厚く御礼申し上げます。
| 落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
| on request | \565,000. | hide | '03/10/28 |
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