ケイト・グリーナウェイ
『窓の下で』
<初版>
Kate Greenaway
"UNDER THE WINDOW. PICTURES & RHYMES for Children"
1879年
英国/ロンドンにて刊行(1878年制作)
65点余の多色刷り木口木版画によるイラストレーション入り
※ 掲載写真は、表紙の写真を除き、以前、弊社オークションで落札された作品の
ものですが、本作品と同仕様のため、その落札作品の写真を流用しています。
ノスタルジックでセンティメンタルな
65点余の多色刷り木版画が挿入されている
120年以上も前に刊行された価値ある初版本です!!!
挿画本(絵本) : 『窓の下で』(初版)
1879年 英国/ロンドンにて刊行(1878年制作)
作者 : ケイト・グリーナウェイ [ Kate Geenaway ] ( 英国 : 1846 - 1901年 )
ページ数 : 64頁
※ 内表紙に ”L.K.P. from Uncle hor(もしくは nov) 1879 ” の書き込み有り
挿絵数 : 表紙やカットを含んで65点余(表紙を含む)の多色刷り木口(こぐち)木版画によるイラストレーション入り
※ 木口木版画とは、硬い木材の更に硬い木口(板目でなく年輪の面)を利用した版画です。密で硬い木口を細
かく彫り込むため、木版画とは思えない細密な線を刷る事ができます。しかも、銅版画と異なり、かなりの枚
数を刷っても版が傷みませんので、(高級な書物の図版を刷る技法として)一度は、銅版画や石版画に駆逐さ
れた木版画が、木口木版画として、19世紀の英国を中心に大復活しました。
ページ・サイズ : 23.5cm± * 18.4cm±
コンディション : ヴィクトリア時代に刊行された古書ですから、当然ながら、表紙と背に、
当たり・擦れ・汚れ・変色・剥脱箇所等が有り、綴じも緩くなっていていますが、肝心の図版(木版画)には、
一部に紙ヤケ・汚れ・フォクシング(斑点状のシミ)・わずかな破れ欠け等が有るものの、
その割合も非常に低く、120年以上経過したとりわけ傷みや汚れの多い絵本(児童書)にしては、
充分に満足のゆく、非常に良好な状態を保っています。
ヴィクトリア時代に大活躍し英国を代表する女流絵本画家として世界的に有名なケイト・グリーナウェイによる、
とても愛らしい65点余(表紙を含む)の多色刷り木口(こぐち)木版画が挿入された、非常に有名な挿画本(絵本)です。
この『窓の下で』は、グリーナウェイの挿画本の傑作として特に人気が高く(この作品は、絵本作家としてのグリーナウェイの
実質的な処女作ですが、当時としては非常に珍しく、文や詩もグリーナウェイ自身によるもので、
その画期的に美しい多色刷りの挿し絵とともに、衝撃的なデビューとなりました)、
1879年の初版以来、幾度となく再版されましたが、状態の良い初版本は
現存数も少なく(幸いな事に、弊社オークションには結構頻繁に出品されていますが、通常は)
非常に入手困難です。
1997年には、グリーナウェイの生誕150年を記念して、日本全国で 『ケイト・グリーナウェイの世界展』 が巡回開催され、
ノスタルジックで優しく親しみやすい絵を真摯に描き続けたケイト・グリーナウェイの熱心なファンが、日本国内でも急増してます。
なお、ケイト・グリーナウェイのイラストレーションは、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)に基づき版
権が消滅しており、あらゆる商品のデザイン・ソースとして利用できますので、そのベースとなる原本の人気
がますます高まっています。
「窓の下は私のお庭」
「フィリスはベリンダをお茶に招きました」
「妖精ブルーベルの音を聞きながら」
「五人姉妹と五つのマリゴールドの花」
「お花を摘みに行きましょう」
「小悪魔=キャベツ泥棒」 「九月のよく晴れた暑い日に」
<裏表紙>
※写真は、焦点があまく多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています。
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設定しません | private | Yoko N. | '04/1/26 |