古伊万里
『染錦花鳳凰文茶壷』
2点一組
江戸中期
華やかな絵付けの非常に入手困難な袋もの・・・
しかも
蓋が付いていて例外的に保存状態の良い対の茶壷・・・
とんでもなく貴重な”里帰り染錦”の逸品です!!!
江戸中期(元禄期頃?)と推定
サイズ : 高さ 23.4cm±〜23.8cm± 最大幅 14.5cm±〜16.5cm±
コンディション : 詳細に診れば、窯焼きの際に入った自然な焼きムラ・窯キズ・金彩や色絵の擦れ等が有り、
更に厳密に診れば、欠け・割れとは呼べない(肉眼では識別不可能なレベルの)微少な当たり等が
有るかもしれませんが、問題になるような大きな瑕疵(かし)は無く、江戸中期からの伝来品にしては、
非常に良好な状態を保っています。
本作品は、江戸中期(元禄期頃?)に輸出用として制作された”染錦”の逸品で、欧州からの
とても貴重な”里帰り品”です。対である上、失われるケースの多い蓋が付いていて、しかも、その内側の
縁にダメージが無い事からも、現在まで至極丁重に扱われてきた事が容易に伺えます。
主に元禄から享保にかけて、染付に金彩を施した”染錦”の皿や花瓶等が、主に東インド会社を通じて、欧州に
輸出され、例えば当時繁栄を誇った神聖ローマ帝国( ハプスブルグ家 )女帝マリアテレジア時代のウィーン等で
盛んに収集されていました。しかしながら現代では、その時代の”染錦”が、今回の出品作品の様な完全な形で
市場に出回ることは非常に稀で、更に、(皿や鉢に比べ)こういった
「袋もの」は元々絶対数が少ないため、業者間の取引価格も年々高額になっています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \272,000. | M.I. | '03/12/28 |