陶磁器

マイセン窯

フィギュア(人形:置物)

『門の前の音楽家達』

”Musikalische Unterhaltung, 4 Figuren an einem Portale.”

20世紀前半

ドイツ




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


気品のある顔立ち・・・

非常に凝った道具立て・・・

その巧みな造形と繊細な絵付けに

高い芸術性と技術力を存分に感じ取れる・・・

優雅な音楽が聞こえてきそうな

とても魅力的なグループ・フィギュア作品です!!!


マイセン窯 : 白磁製手彩色フィギュア( 人形 : 置物 )

20世紀前半 ドイツ

底部に窯印他有り

サイズ : 高さ 約 21.8cm 幅(台座) 約 17.2cm

参考文献 : ”Preis-Verzeichnis der Konigl. Sachs Porzellan-Manufactur in MEISSEN” Blatt 19 に類似作品(2952)掲載


コンディション : 細かく凹凸の多いマイセン・フィギュアにとって、多少のダメージが存在する事は、 ある意味で宿命とも言えるものであり、細部における微小な欠けやプロの手による修復がなされた損傷については、 世界中どこの市場でも容認しています。しかしながら、本作品の場合、ダメージがほとんど無く、 完品とも言える程の素晴らしく良好な状態を保っています(弊社のチェックで気付いていない修復がもし存在するとすれば、 非常に上手く修復されている事になりますが、おそらく、修復はほとんどされていないと思われます)。

※ 形状が複雑で細かい凹凸の有る磁土の彫塑を、原型通りに焼き上げるのは非常に難しく、 窯の中における焼成(磁土の収縮)を正確にコントロールする大変複雑で高度な技術が要求されます。 しかしながらマイセンでは、1700年代の初頭に中国や日本の渡来品を手本に磁器制作を開始してから、 わずか20年足らずで磁器彫塑の技術をほぼ確立しており、その進化のスピードは俄かには信じ難いほど驚異的です。 ちなみに、磁器制作においては先輩格の日本でも、江戸時代から、磁器彫塑を焼き上げる技術に挑戦してきましたが、 マイセン・フィギュアほどの(形が複雑で動きのある)作品を焼き上げる技術はついに独自では確立できず、 明治政府誕生後に留学生をマイセンに派遣し、その進んだ技術を取り入れようと試みています。



※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


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on request private coco '04/6/5
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