版画

ルイ・イカール

『海の声(唄)』

”Song of the Sea (Le Coquillage)”

1936年

額付き




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと照明による明暗や色ムラが有り、実際の色彩と若干異なっています。
※写真では、作品の一部に赤や緑のうっすらとした斑点状のシミが有るように見えますが、実際の作品には有りません。


潮風に吹かれながら貝に耳をあて

爽やかな微笑をうかべる美女・・・

素晴らしい色彩の

とても人気の高いイカール作品です!!!


作者 : ルイ・イカール [ Louis Icart ] ( フランス : 1888 - 1950年 )

1936年

オリジナル銅版画 ( ドライ・ポイント / カラー・エッチング / アクアチント ) : イカールが自ら彫版した銅版画です。

額付き

右下 : ” Louis Icart ” の直筆サイン(鉛筆)有り

左下 : ウインドミル(風車)のアーティスト・ブラインド・スタンプ(※)有り

※イカールの多くの作品に付与されているこの打ち出しスタンプ(エンボス・マーク)は、
 アメリカ市場に供給する目的で制作された(作品である)事を示すためのものです。

レゾネ番号 : No.470 ( シファー・パブリシング出版 ”The Complete Etchings” P.222 に掲載 )

イメージ・サイズ : 47.6cm± * 37.8cm±

シート・サイズ : 76.0cm± * 56.5cm±

額サイズ : 約 86.9cm * 約 69.8cm


コンディション : 額に多少の(塗装の)剥脱箇所や当り等が有り、 厳密に診れば、シートにもわずかなフォクシング(斑点状のシミ)等が有りますが(版面のブルー地の右側にある 大小の黒いシミの様な箇所は、制作時に刷られたもので、後にできたシミではありません)、 イカール作品に有りがちの紙ヤケや退色もほとんど無く、制作後約70年近く経過した 版画作品にしては、充分に満足のゆく大変に良好な状態を保っています。

※ イカールの版画作品は、雑に扱われてきたコンディションの悪いものが多く(コンディションの良いものの半額以下の 値しか付かない作品も沢山あります)、そういった作品を安く購入しケミカル・ウォッシュしたもの(漂白剤等に浸けて洗い、 それによって退色した色を後で彩色したもの)が売られているケースも間々ありますので、購入時には注意が必要です。

※ イカールは、1950年にその生涯を閉じたため、2000年をもって、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約) に基づく版権が消滅しました。従って、イカール作品の所有者の方は、作品を単にアートとして鑑賞するだけでなく、 あらゆる商品のデザイン・ソースとして利用することが可能となりました。この事は、今後イカール作品を資産面から評価する際に、 大きな意味を持つものと思われます。


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