陶磁器

李朝

『金海手茶碗』

朝鮮/李朝初期-中期

箱付き




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


力強い高台と大らかな見込み・・・

古くから茶人に珍重されてきた金海手の茶碗・・・

凝った仕覆の設えからも

大切に愛蔵され伝世してきた事が伺える

実に堂々とした作りの存在感溢れる逸品です!!!


李朝金海手茶碗

朝鮮/李朝初期−中期と推定

箱付き : 時代箱に凝った仕覆(しふく)が付いています。

サイズ : 口径 14.9cm± 高さ 8.3cm±


コンディション : 口縁部に金繕いが2箇所有りますが、真面目に直されている事に好感を覚えますし、 それが景色になっていて、好ましい古さを感じる事ができます。また、厳密に診れば、釉薬や表土の剥脱箇所・ 擦れ・窯焼きの際の自然な焼きムラ・窯キズ・灰跡等が有りますが、制作後かなり経過した作品にしては、 問題になるような大きな欠け・割れも無く、総体的には、充分に満足のゆく良好な状態を保っています。


・・・以下、ご出品者様のコメントを掲載させていただきます(弊社で要約/順不同)・・・

●これは、李朝初期−中期に制作された俗にいう「金海手(きんかいで)」の茶碗です。

●金海手とは、朝鮮の焼き物のひとつで、慶尚南道金海産なのでこの名で呼ばれています。

●金海手は、古高麗や堅手と似たところがあり、釉薬は白く堅い土です。

●元々の生まれは祭器かと思われますが、古くから茶人に見出されて、箱や仕覆を調えられたものです。

●高くがっしりとした高台の作りは茶碗好きにはたまらないものだと思います。

●この作品は、腰が高く上がっており、横から見た姿も堂々としていて、貫入に茶渋のしみた釉調は所々
  青みがかり、とても美しいと思いますし、見込みの鏡(底の丸くなっている箇所)も茶味を誘ってくれます。

●普段使いには多少手強いかもしれませんが、男茶碗にはもってこいです。


ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。



落札希望価格
現在の
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ご入札者 入札締切日
on request \270,000. hiro '04/10/7
※落札されました