版画

ポール・セザンヌ

『女の顔』

“Girl's Head”

1873年

額付き




※写真は、焦点があまく、照明による明暗や多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています(作品に、絵の一部とは
  思えない赤や緑の不自然でうっすらとしたモザイク状のシミが有るように見えますが、実際の作品には存在しません)。


巨匠セザンヌが自ら制作した

たった5作品しかないオリジナル銅版画のひとつで・・・

中でも・・・

最も彫版の出来が良いと言われ

類い稀な線の美しさが存分に堪能できる作品です!!!


作者 : ポール・セザンヌ [ Paul Cezanne ] ( フランス : 1839 - 1906年 )

1873年

※ 上記の制作年は、本作品の原版が制作された(版上の)1873年の年記を記載しております。

オリジナル銅版画 (エッチング) : セザンヌが自ら彫版した銅版画です。

額付き

エディション数 : 不明 (※)

※ この当時の版画作品は、摺られた数が記録されていない場合が多く、不明の場合がよくあります。

刷り込み(版上)サインと年記有り

プレート・マーク・サイズ : 13.1cm± * 10.8cm±

※ 銅版画を摺刷する際には、通常、銅版原版のサイズよりも大きい用紙に摺りますが、その際、
  摺刷プレス機の圧力で銅版原版の縁が用紙に残す痕跡(段差)をプレート・マークと呼びます。

額サイズ : 35.9cm± * 30.4cm±


コンディション : シートにごくわずかな紙ヤケや若干の波打ち等が有りますが、 総体的には、(額は開けていませんので、正面から診る限り)充分に満足のゆく 大変良好な状態を保っています(厳密に診ると、額にわずかな当たり等が有るかもしれません)。

セザンヌは、(版画に関しては)生涯に5点の銅版画作品と3点の石版画作品しか 制作しなかったと言われていますが、本作品は、その5種類のオリジナル銅版画作品の (画商ヴォラ−ルが刊行したセザンヌに関する挿画本のために制作された)4番目の作品で、 しかも、最も彫版の出来が良いものと言われています。なお、本作品は、 セカンド・ステート(2刷り)のメイン・ステート(本刷り)ですが、 セカンド・ステートの刷り込み(版上)サインは、銅版原版の(縁部の処理の)関係で、 “Cezanne”の最後の3文字が刷られていません(※)。

※ ファースト・ステート(初刷り)の版面には“Cezanne”の文字が全て刷られていますが、 そのファースト・ステートは、トライアル・プルーフ(試し刷り)として若干数が制作されたのみで、 通常、(元々使い古されていた)古い紙に緑の色調で刷られています。 ちなみに、セカンド・ステートは、本作品の様に、こげ茶の色調で刷られています。


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on request \90,000. tsukumi '04/5/25
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