ポール・セザンヌ
『女の顔』
“Girl's Head”
1873年
額付き
たった5作品しかないオリジナル銅版画のひとつで・・・
中でも・・・
最も彫版の出来が良いと言われ
類い稀な線の美しさが存分に堪能できる作品です!!!
1873年
※ 上記の制作年は、本作品の原版が制作された(版上の)1873年の年記を記載しております。
オリジナル銅版画 (エッチング) : セザンヌが自ら彫版した銅版画です。
額付き
エディション数 : 不明 (※)
※ この当時の版画作品は、摺られた数が記録されていない場合が多く、不明の場合がよくあります。
刷り込み(版上)サインと年記有り
プレート・マーク・サイズ : 13.1cm± * 10.8cm±
※ 銅版画を摺刷する際には、通常、銅版原版のサイズよりも大きい用紙に摺りますが、その際、
摺刷プレス機の圧力で銅版原版の縁が用紙に残す痕跡(段差)をプレート・マークと呼びます。
額サイズ : 35.9cm± * 30.4cm±
コンディション : シートにごくわずかな紙ヤケや若干の波打ち等が有りますが、
総体的には、(額は開けていませんので、正面から診る限り)充分に満足のゆく
大変良好な状態を保っています(厳密に診ると、額にわずかな当たり等が有るかもしれません)。
セザンヌは、(版画に関しては)生涯に5点の銅版画作品と3点の石版画作品しか
制作しなかったと言われていますが、本作品は、その5種類のオリジナル銅版画作品の
(画商ヴォラ−ルが刊行したセザンヌに関する挿画本のために制作された)4番目の作品で、
しかも、最も彫版の出来が良いものと言われています。なお、本作品は、
セカンド・ステート(2刷り)のメイン・ステート(本刷り)ですが、
セカンド・ステートの刷り込み(版上)サインは、銅版原版の(縁部の処理の)関係で、
“Cezanne”の最後の3文字が刷られていません(※)。
※ ファースト・ステート(初刷り)の版面には“Cezanne”の文字が全て刷られていますが、
そのファースト・ステートは、トライアル・プルーフ(試し刷り)として若干数が制作されたのみで、
通常、(元々使い古されていた)古い紙に緑の色調で刷られています。
ちなみに、セカンド・ステートは、本作品の様に、こげ茶の色調で刷られています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \90,000. | tsukumi | '04/5/25 |