ラリック
『キャトル・パピヨン(蓋物)』
“QUATRE PAPILLONS”
20世紀初頭
フランス
アール・デコ期のガラス芸術を代表するラリック・・・
小振りながら非常に存在感が有る
コレクター垂涎のとても貴重な作品です!!!
蓋物 : 茶パチネによる装飾が施されています。
※ パチネ [ verre patine ] とは、ラリック独特の古色を付ける彩色法です。
銘 : キャトル・パピヨン [ Quatre Papillons ]
※ 本作品のパピヨンは、アール・デコ期にモティーフとしてよく使用された
パピヨン・ド・ニュイ [ Papillon de Nuit ] で、日本語では「蛾」となります。
F.マルシヤック [ F. Marcilhac ] 著 ”ラリック・カタログ・レゾネ” P.225 参照 : No.14
※ 本作品は1911年のモデルで、1928年および1932年のカタログに掲載されて
いますが、1937年のカタログから削除され、1947年に制作が中止されました。
20世紀初頭 フランス
底部に “ LALIQUE DEPOSE ” の陽刻サイン有り
※ 本作品の “ DEPOSE ” とは 「意匠登録されている」 という意味です。
サイズ : 直径 8.0cm± 高さ 4.6cm±
コンディション : 細かく診れば、多少の汚れが有り、更に厳密に診れば、
(制作後、約90年経過しているガラス作品ですから自然な事ですが)スクラッチ(引っかき傷)、
ピンホール・ニック(針の先で突いたような刻み目や穴状のくぼみ)等も有るかもしれませんが、
写真の通り、問題になるような大きな瑕疵(かし)は無く、全体的には、完品と言える程の、
大変に良好な状態を保っています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \119,000. | kenn | '04/6/10 |