陶磁器

マイセン窯

フィギュア(人形:置物)

『鸚鵡を持つ日本の女性と二人の子供』

“Japanerin mit 2 Kindern und Papagei”

20世紀中頃

ドイツ




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


鸚鵡(オウム)を持つ女性の上品で東洋的な表情・・・

マイセンの高い技術と芸術性を堪能できる

凝った道具立ての細部にわたる丁寧な仕事・・・

エキゾティックなオリンエンタリズムが漂う

とても魅力的なグループ・フィギュア作品です!!!


マイセン窯 : 白磁製手彩色フィギュア ( 人形 : 置物 )

20世紀中頃 ドイツ

底部に窯印有り

サイズ : 高さ 約15.7cm  幅(台座) 8.9cm±

参考文献 : マイセン/フィギュア型見本帖−I(マイセン工房の専用資料) Blatt 4 に類似作品(2678)掲載

コンディション : 細かく凹凸の多いマイセン・フィギュアにとって、多少のダメージが存在する事は、 ある意味で宿命とも言えるものであり、細部における微小な欠けやプロの手による修復がなされた損傷については、 世界中どこの市場でも容認しています。この作品も、より詳細に細部を検証しましたところ、 果物の茎や女性の簪(かんざし)に修復等が有りますが、掲載写真でもお判りの通り、鑑賞上は(少なくとも筆者は) 全く気になりませんし、その他に大きな瑕疵(かし)は無く(もし他に修復が有るとすれば、非常に上手く修復されている 事になります)、総体的には充分に満足のゆく、良好な保存状態です。

※ 形状が複雑で細かい凹凸の有る磁土の彫塑を、原型通りに焼き上げるのは非常に難しく、 窯の中における焼成(磁土の収縮)を正確にコントロールする大変複雑で高度な技術が要求されます。 しかしながらマイセンでは、1700年代の初頭に中国や日本の渡来品を手本に磁器制作を開始してから、 わずか20年足らずで磁器彫塑の技術をほぼ確立しており、その進化のスピードは俄かには信じ難いほど驚異的です。 ちなみに、磁器制作においては先輩格の日本でも、江戸時代から、磁器彫塑を焼き上げる技術に挑戦してきましたが、 マイセン・フィギュアほどの(形が複雑で動きのある)作品を焼き上げる技術はついに独自では確立できず、 明治政府誕生後に留学生をマイセンに派遣し、その進んだ技術を取り入れようと試みています。



※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


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on request \230,000. asperge '04/7/20
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