『ルイ15世スタイル・シノワズリ・ライティング・デスク』
1840年頃 フランス
※来歴 : ヴィヴィアン・リー、MGM 他
※ 本作品は、以前弊社オークションで落札された作品が再出品されたものですが、作品自体に問題が有ったわけではありません。
名画「風と共に去りぬ」の撮影にも使用された・・・
映画ファンにはたまらない
とても価値のあるメモラビリア・アイテムです!!!
ルイ15世スタイル・シノワズリ・ライティング・デスク
透かしパターン(ハート型)のあるブラス(真鍮)製のギャラリー(縁側)付きキドニー型天板
引き出し / 2段の棚 / キャブリオール型の曲がり脚
1840年頃 フランス
サイズ : 38.0cm± * 64.0cm± 高さ 75.5cm±
緑色のラッカー塗装 : シノワズリ(中国風)の絵付けがあり、部分的に金箔張り・梨子地・高蒔絵風になっていて、
フランスで加工されたものとは思えないほど、かなり手の込んだ東洋風の技術を駆使した仕上げになっています(ひょっと
すれば、その絵付けに関しては、日本か中国の職人が、多少なりとも関わっていたのかもしれません)。
※ この作品が海外のオークションに出品された際には、その絵付けをもとに、シノワズリ(中国風)とされていましたが、
欧米のエキスパートによってそのような見立てがされたことは理解できますし、150年以上も前にフランスで制作(絵付け)
されたものですから、あまり “目くじら” を立てるつもりもありませんが、駒遊びをする人物は、間違いなく日本人をモティーフ
にしたものだと思われます・・・・(?)。ただ、いずれにせよ、上記の通りかなり凝った本格的な仕上げがなされており、
東西融合の独特の雰囲気を持った非常に面白いフュージョン作品だと思います。
来歴証明書(解説書)付き : オークション会社の公式レターヘッド(社名入り便箋)にタイプ・アウトされ、 セール責任者のサインが有ります。
※ 上記の英文ディスクリプションおよび来歴証明書(下方の添付写真)に記載されている “labelled” とは、
「ラベルが貼られている」という意味ではなく、“xx39/8 MGM”という整理番号(記号)で「分類されている」という意味です。
コンディション : 木材のベースや絵付け(塗装)等に時代なりの擦れ・当り・割れ・歪み等が有り、
金具にも当り・変形・とめ釘の欠落(欠落は数本で、鑑賞上および強度上もほとんど影響が有りません)等が有りますが、
プロの手によって(古風な趣きを損なわないように配慮しながら)補修されていますので、充分実用に耐えうる保存状態です。
この作品は、もともと女優ヴィヴィアン・リーの個人所有で、映画「風と共に去りぬ」のセット用に貸し出され、実際のシーン撮影
にも使用されました。その後、MGM(映画会社)のコレクションから個人のコレクションとなり、1999年にニューヨークで開催さ
れたオークション(国際的な最大手のオークション会社が主催)に出品されました。
参考価格 : この作品が上記のオークションに出品された際には、約52万〜79万円
(現行の為替レートで計算/買い手手数料込み/消費税・運賃・保険料別)のエスティメイト価格(※)が
設定されていました。
<来歴証明書(解説書)>
※多少差し障りがありますので、現時点では、レターヘッドの社名を省いてトリミングし、一部をマスキングしています。
※写真は、焦点があまく多少の歪みがあり、実際の色と若干異なっています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \681,000. | S.HARA | '04/7/29 |