版画

ルイ・イカール

『トゥー・ビューティーズ』

“Two Beauties (Les Deux)”

1931年

額付き




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと照明による明暗や色ムラが有り、実際の色彩と若干異なっています。
※写真では、作品の一部に赤や緑のうっすらとした斑点状のシミが有るように見えますが、実際の作品には有りません。


美女と犬を象徴的に描いた

イカール作品の中でも特に有名な代表作中の代表作・・・

インパクトがあって大変に飾り映えのする

非常に入手困難な究極の収集家垂涎作品です!!!


作者 : ルイ・イカール [ Louis Icart ] ( フランス : 1888 - 1950年 )

1931年

オリジナル銅版画 ( ドライ・ポイント / カラー・エッチング / アクアチント ) : イカールが自ら彫版した銅版画です。

額付き

右下 : “ Louis Icart ” の直筆サイン(鉛筆)有り

左上 : “ Copyright 1931 by L. ICART _ Paris _ ” の刻字有り

左下 : ウインドミル(風車)のアーティスト・ブラインド・スタンプ(※)有り

※ イカールの多くの作品に付与されているこの打ち出しスタンプ(エンボス・マーク)は、
 アメリカ市場に供給する目的で制作された(作品である)事を示すためのものです。

レゾネ番号 : No.419 ( シファー・パブリシング出版 “The Complete Etchings” P.197 に掲載 )

イメージ・サイズ : 42.5cm± * 62.5cm±

マットの窓サイズ : 44.5cm± * 64.5cm±

額サイズ : 約 72.4cm * 約 92.2cm


コンディション : 額に若干の(塗装の)剥脱箇所や当り等が有り、厳密に診れば、 シートにも多少の紙ヤケ・フォクシング(斑点状のシミ)・ごくわずかな折れ・ イメージ上部中央からマージンにかけての(修復されていると思われる)全長約3.3cmの破れ (全長約3.3cmの破れのうち、約2.7cmがイメージにかかっています)等が有りますが、 イカールの版画作品に有りがちのひどい退色もほとんど無く、その破れを除きますと、 制作後70年以上経過した版画作品にしては、(額は開けていませんので、正面から診る限り) 充分に満足のゆく状態を保っています。

※ イカールの版画作品は、雑に扱われひどく退色したコンディションの悪いものが多く(コンディションの 良いものの半額以下の値しか付かない作品も沢山あります)、そういった作品を安く購入し ケミカル・ウォッシュしたもの(漂白剤等に浸けて洗い、それによって退色した色を後で彩色したもの)が 売られているケースも間々ありますので、購入時には注意が必要です。

イカールの作品には、美女と伴に犬がしばしば大変効果的に登場しますが(実際、イカール本人も大変な犬好きでした)、 美女と犬を正面から描いたこの象徴的な作品は、犬をモティーフにしたイカール作品の中でも特に有名で、 かつ、滅多に売りに出されない、コレクター垂涎の代表作中の代表作です。

※ イカールは、1950年にその生涯を閉じたため、2000年をもって、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約) に基づく版権が消滅しました。従って、イカール作品の所有者の方は、作品を単にアートとして鑑賞するだけでなく、 あらゆる商品のデザイン・ソースとして利用することが可能となりました。この事は、今後イカール作品を資産面から評価する際に、 大きな意味を持つものと思われます。


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