アンティーク陶磁器

王立ウィーン窯(ロイヤル・ヴィエナ)

『フローラル文ティー・ボウル&ソーサー』

18世紀後半(1765年頃と推定)

オーストリア




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


丁寧に描かれたフローラル文のティー・ボウル&ソーサー・・・

いわゆるヴィエナ・スタイルとは一線を画す

1765年頃に制作された本物のロイヤル・ヴィエナ作品・・・

所有する喜びを実感できる非常に貴重な逸品です!!!


王立ウィーン窯(ロイヤル・ヴィエナ) : 白磁製手彩色ティー・ボウル&ソーサー

18世紀後半(1765年頃と推定) オーストリア

ティー・ボウルとソーサーのそれぞれの底部に窯印(※)他有り

※ 王立ウィーン窯が閉窯される以前に使われたアンダー・グレイズド(釉薬の下に描かれています)の盾状の窯印です。


ウィーンでは、1864年にハプスブルグ家の王立ウィーン窯が閉窯された後も、 王立窯様式の作品が制作され続けましたが、国際的なオークション会社では、 王立ウィーン窯の作品を(「ヴィエナ」の前に「ロイヤル」を冠して)「ロイヤル・ヴィエナ」と 表記する事で、同時期の民窯や王立窯閉窯後の作品と区別しています。

サイズ : ティー・ボウル 口径 7.5cm± 高さ 5.0cm± / ソーサー 直径 14.2cm± 高さ 3.0cm±

コンディション : 制作後240年位経過している18世紀のロイヤル・ヴィエナ作品ですから、 当然ながら、(ごく厳密に診れば)高台部のごく僅かな欠け、絵付けの擦れ、釉薬の(焼成時に入った)斑点状の ムラ等が有り、ティー・ボウルの高台部に、制作時(焼成時)にできたヒビ状の割れ目が有りますが、 18世紀に制作された磁器作品には、ほとんどと言っても過言ではないほど、 そういった(焼き入れの際に出来た)窯キズが有り、ここではあえて欠点とは申し上げませんし (当時は、そういった窯キズを必然的なものとして捉え、大きな欠点とは見なしていませんでしたし、 逆に、18世紀に制作された作品の証拠もしくは特徴と捉えるべきだと思います)、 鑑賞上は(少なくとも筆者は)全く気になりませんし、その他に大きな瑕疵(かし)は無く、 全体的には、非常に満足のゆく状態を保っています。

ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。



落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者 入札締切日
on request \63,000. 5724f '04/11/24
※落札されました