均窯
『白釉茶碗(銘:重雪)』
中国/南宋代と推定
箱付き
均窯の白釉らしい特徴を備えた茶碗です!!!
中国/南宋代(1190年〜1270年頃)と推定
箱付き : 「 均窯 / 白釉茶碗 / 銘 重雪 / 休々斎(花押) 」 の書き付け有り
サイズ : 口径 14.6cm± 高さ 6.0cm±
コンディション : 窯焼きの際に入った自然な焼きムラ(灰跡等)・窯キズ等が有り、
(ごく厳密に診れば)縁や高台部に(肉眼では判らない程度の)微少な当たり等が有るかもしれませんが、
問題になるような大きな欠けや割れは無く、南宋期からの伝世品であれば、非常に満足のゆく、良好な状態を保っています。
●均窯独特の、自然に口縁と見込中段に辰砂色が出ている白瑰紫色の茶碗で、実に渋く落ち着いた作品です。
●この茶碗は、中国宋時代の均窯(または鈞窯)第三期12〜13世紀(1190年〜1270年)に焼かれた伝世品の茶碗です。
ちなみに均窯は、その活動期間である1086年〜1368年が第一期から第四期に区分されており、
その時代ごとに作品の特徴が判明しています(第三期の作品は、「一般に器物全体に釉を施した」とされており、
南宋後期〜元の第四期になると、「高台の底などは露胎するようになり、月白釉茶碗などがある」とされています)。
●この作品には、宋均窯の約束事とされている以下の特徴が現れています。 → 釉表面に蜂の巣の
ような小さな気泡が見られる / 釉の表面に気泡のへこんだ痕が密柑の皮の様に
ブツブツして見える / 氷裂のように粗い貫入が入る事がある / 碗や皿の類では高台が
鋭くカットされている
●箱書きの休々斎竹翠紹智は、茶道四家(表千家・裏千家・武者小路千家・藪内家)の
藪内流初代薮中斎剣仲紹智から数えて第十代に当たる家元で、1880年に各家元に呼びかけて、
北野神社での献茶を始め、現在もなお続いていることは有名ですが、茶道の発展に大変な貢献をした方です。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \320,000. | yama | '04/12/13 |