マイセン窯
フィギュア(人形:置物)
『春』
“Der Fruhling”
18世紀(1763 - 74年頃)
ドイツ
不思議な存在感があって
眺めているとほのぼのと暖かな気分になれる
18世紀に制作された非常に貴重なマスター・ピース・・・
マイセン・コレクター垂涎の
とても可愛いスリー・フィギュア作品です!!!
18世紀(1763 - 74年頃) ドイツ
底部に窯印(※)有り
※ 1756年〜1780年頃に好んで使われた双剣の鐔(つば)の間に点のある窯印です。
サイズ : 高さ 約 13.8cm 幅(台座) 約 10.5cm
参考文献 : “Preis-Verzeichnis der Konigl. Sachs Porzellan-Manufactur in MEISSEN” Blatt 20 に類似作品(A48)掲載
※ 形状が複雑で細かい凹凸の有る磁土の彫塑を、原型通りに焼き上げるのは非常に難しく、
窯の中における焼成(磁土の収縮)を正確にコントロールする大変複雑で高度な技術が要求されます。
しかしながらマイセンでは、1700年代の初頭に中国や日本の渡来品を手本に磁器制作を開始してから、
わずか20年足らずで磁器彫塑の技術をほぼ確立しており、その進化のスピードは俄かには信じ難いほど驚異的です。
ちなみに、磁器制作においては先輩格の日本でも、江戸時代から、磁器彫塑を焼き上げる技術に挑戦してきましたが、
マイセン・フィギュアほどの(形が複雑で動きのある)作品を焼き上げる技術はついに独自では確立できず、
明治政府誕生後に留学生をマイセンに派遣し、その進んだ技術を取り入れようと試みています。
※ 専門家の鑑定を経ないで直接出品できるフリーマーケット的な
ネット・オークションでは仕方ないのかもしれませんが、明らかなニセモノをはじめ、
部位が欠落していたりキャンセル・マークをパテで埋めて偽装した様なマイセン・フィギュアの欠陥作品が、
その事実を隠して出品されているケースをよく見かけますので、何卒、お気を付けくださいませ。
※ 将来、もし、修復が必要になりました場合は、日本国内の優秀な修復家の方を直接ご紹介いたします。
ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \300,000. | Summy | '04/12/30 |