『ヴィクトリアン・ヴァレンタイン・カード』
Antique Printed Ephemera
“A Victorian Valentine Card”
19世紀後半
額付き
恋人達がその胸のうちを
一枚の美しいカードに託した・・・
そんな古き良き時代のロマンスを今に伝える
ヴィクトリア時代のとても可憐なヴァレンタイン・カードです!!!
19世紀後半
クロモ=リトグラフ(多色刷り石版画) : エンボス [ emboss ] (凹凸)加工されています。
額付き : 現状はカードのみですが、落札決定後に額装してお渡しします(新品の額を使用)。
カード・サイズ : 11.6cm± * 8.9cm±
額サイズ : 29.0cm * 24.0cm
コンディション : 作品の一部にわずかな紙ヤケ・汚れ・退色・(およびカード縁飾りの部分の)破損等が有りますが、
これは作品の性格上、止むを得ないものであり、この種の作品としては、全体的には概ね良好なコンディションです。
ヴィクトリア時代のハンド・メイドのカードは、その入手が難しいだけでなく、状態の良いものが少なく、
コレクション・アイテムとして、欧米で定期的に開催されているヴィンテージ・プリンティッド・
エフェメラ [ vintage printed ephemera ] (※) というカテゴリー・オークションの中心作品となる程、
大変に人気があります。また、本作品のように、カードの周辺にエンボスト&ハンド・ピアースト・
ペーパー・レース・ボーダー(凹凸を付けて手で穴を開けた紙レースの縁飾り)が施されたものは、
コレクターの間で特に人気が高いため、そういったオークションでも、通常のカードに比べて、
はるかに高い値が付きます。
※ エフェメラ [ ephemera ] (英語) とは、本来、「蜉蝣(かげろう)のように短命で儚い(はかない)もの」といった
意味ですが、芸術作品として制作された版画作品等とは異なり、同じ印刷物ではあっても、グリーティング・カードや葉書、
あるいは、商品ラベルやポスターといった、すぐに処分されてしまう(運命にある)印刷物の総称となっています。
ところで、日本でヴァレンタイン・デー(2月14日)といえば、女性から男性にチョコレートを贈る日となっていますが、
欧米では、従来より、愛を告白する目的で、男女を問わずカードを贈りあう慣わしになっています。
しかも匿名が原則で(カードには署名せず)、言葉もなるべく少なくし、花の切り抜きを貼り付けたり絵を描いて、
花言葉で気持ちを伝えるという、ゲーム性に満ちたとてもロマンティックで待ち遠しい日なのです。
それゆえ、ヴァレンタイン・カードには、元々非常に凝った高価なものが多く、ヴィクトリア時代のカードに施された
エンボスト&ハンド・ピアースト・ペーパー・レース・ボーダー等の仕事の細かさには、本当に驚かされてしまいます。
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