ガレ
『紋章装飾卓上花鉢』
19世紀後半(1874-79年頃と推定)
フランス
ガラス器や家具調度作品と同様
その独創的な芸術性を大いに発揮した・・・
軟らかく欠けや割れの多いガレの陶器作品にしては
珍しく完品と呼べるコンディションの
非常に貴重な逸品です!!!
19世紀後半(1874〜79年頃と推定) フランス/ナンシー
底部に “ Galle Nancy / St. Clement ” の銘有り
※ St. Clement(サン・クレマン)は陶器工房名で、ガレはこの工房で陶器作品を積極的に制作し、1889年に
パリで開催された万国博覧会では、ガラス作品で大賞を受賞すると同時に、陶器でも金賞を獲得しています。
サイズ(取っ手を含む) : 43.5cm± * 23.0cm± 高さ 15.8cm±
コンディション : 窯焼きの際に入った自然な焼きムラ(灰跡等)・窯キズ・擦れ・釉薬の貫入・がたつき等が有り、
(ごく厳密に診れば)縁や脚部に(肉眼では判らない程度の)微少な当たり等が有るかもしれませんが、
問題になるような欠けや割れは無く、19世紀後半からの作品にしては、全体的には完品と呼べるほど、
非常に良好な状態を保っています。
本作品は、ご出品者様がドイツのオークションで4〜5年前に落札されたもので、底部の紙ラベルは、
そのオークション会社で落札された時から貼付されていたそうです。
その内容は、要約すると、「ルイ16世様式の作品。ナンシー市の紋章が2つ描かれている。
サン・クレマン工房の古い商品カタログ(1900年)に掲載されている。
ドイツ/ミュンヘン市の美術館に同じ作品がある(No.58/1980年収蔵)。」となります。
・・・以下、ご出品者様のコメントを掲載させていただきます・・・
●本作品の赤系・茶系のものはわりとありますが、ブルー系は珍しく、美術館収蔵作品クラスと言えます。
●欧米では、今、ガレの陶器作品が大変注目されています。
ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。
※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | \430,000. | mt5350 | '05/5/30 |