アンティーク版画

ナチュラル・ヒストリー・アート(博物画)

ジョン・グールド

『ヨーロッパの鳥類』シリーズより

『コモン・バンティング』

John Gould

“The Birds of Europe”

“Common Bunting”

1832-1837年 英国

額付き

※ このシリーズの作品は継続的に出品されていますが、毎回新規出品で、落札作品の再出品ではありません。




※写真は、焦点があまく、照明による明暗や多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています(作品に、絵の一部とは
  思えない赤や緑の不自然でうっすらとしたモザイク状のシミが有るように見えますが、実際の作品には存在しません)。


人生をかけたその偉業に

最大級の敬意を覚えるジョン・グールドの

ナチュラル・ヒストリー・アート史上

最も美しく繊細な石版画鳥類図譜と呼ばれる

上品で知的な雰囲気を持つ大型作品・・・

日本の国立鳥類研究所も所蔵している

19世紀に制作された

とても貴重な手彩色のオリジナル版画です!!!


監修・原画・製版 : ジョン・グールド [ John Gould ] ( 英国 : 1804-1881年 )

1832−1837年 英国/ロンドンにて制作

オリジナル手彩色石版画(ハンド・カラード・リトグラフ) : ジョン・グールドと彼の妻エリザベスが共同で製版した 手彩色の石版画作品です。

額付き : 現状はシートのみですが、落札決定後に額装してお渡しします(新品の額を使用)。

シート・サイズ : 53.5cm± * 36.3cm±


コンディション : 部分的に、斑点状のシミやほとんど目立たない紙のヨレもしくはスクラッチ(引っかき傷)等が 若干有りますが、古い版画では自然な事ですし、170年近く経過している作品の割には、(最近まで装丁された 状態のままだったためか)退色も全くと言って良いほど無く、総体的には、大変良好な状態を保っています。

約170年前からスタートし、その後50年間以上にわたって制作され続けたグールドの傑作大型石版画作品は、 ナチュラル・ヒストリー・アート(博物画)史上、手彩色石版画(手法)によって制作された最も美しく繊細な鳥類図譜 として有名ですが、ベルヌ条約(著作権・版権に関する国際条約)に基づき版権が消滅しているため、 あらゆる商品のデザイン・ソースとしても利用可能で(実際に、英国を代表する有名陶磁器の 図柄として採用されていますし、東京に最近オープンした高級ホテルでは、客室用インテリアとして、 グールドの額装された複製ポスターが使われています)、そのベースとなるオリジナル作品(手彩色石版画)の人気も ますます増しています。

参考価格 : 国内では、グールドのオリジナル手彩色石版画(※)の作品に、シリーズや鳥の種類に関係無く、 大抵30万円を超える価格が設定されている場合が多いようです。 また、ロンドンにあるグールド作品専門ギャラリーでは、弊社が保有しているそのギャラリーの1996年の 価格表によると(今では結構値上げされていると思いますが)、オリジナル手彩色石版画作品の 最もお安い作品で約8万2千円(額が付かないシートのみの状態/1ポンド=@\205.で計算)の 価格が設定されており、中には、57万円(同)を超える値が付けられている作品も有ります。 なお、その価格表には、グールドの初期作品として有名なこの『ヨーロッパの鳥類』シリーズの版画は 4点しか掲載されておらず、そのすべてに、24万5千円(同)を超える価格が設定されています。

※ グールドの版画作品として売られているものの中には、破棄されなかった石版(この時代には、 出版が終った後でも、原版が破棄されないでそのまま残されているケースもよくありました)で 刷られた無彩色の版画を、現代になってから着色した “モダン・カラーリング” または “レイター・カラーリング” と 呼ばれているものがありますが、それらの価格は(本作品の様な)オリジナル手彩色作品の半値以下です。






※写真は、焦点があまく、照明による明暗や多少の歪みが有り、実際の色と若干異なっています(作品に、絵の一部とは
  思えない赤や緑の不自然でうっすらとしたモザイク状のシミが有るように見えますが、実際の作品には存在しません)。



落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者 入札締切日
on request \75,000. ali '05/7/19
※落札されました