陶磁器

マイセン窯

フィギュア(人形:置物)

『羊飼いの男女』

“Schafergruppe, 2 Figuren”

20世紀

ドイツ




※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。


優しさに満ちた柔和な表情が魅力的なグループ・フィギュア・・・

腰をかけているせいか

実寸よりも大きなイメージを受け

充分なヴォリューム感があって飾り映えのする

凝った作行きのとても美しいマイセン作品です!!!


マイセン窯 : 白磁製手彩色フィギュア ( 人形 : 置物 )

20世紀 ドイツ

台座部の側面に窯印有り

サイズ : 高さ 約 19.0cm 幅(台座) 約 17.0cm

参考文献 : “Preis-Verzeichnis der Konigl. Sachs Porzellan-Manufactur in MEISSEN” Blatt 19 に類似作品(C41a)掲載

コンディション : 細かく凹凸の多いマイセン・フィギュアにとって、多少のダメージが存在する事は、 ある意味で宿命とも言えるものであり、細部における微小な欠けやプロの手による修復がなされた損傷については、 世界中どこの市場でも容認しています。この作品にも、葡萄や葉等に修復箇所(塗り直し)が若干有りますが、 掲載写真でもお判りの通り、鑑賞上は(少なくとも筆者は)ほとんど気になりませんし、 その他に大きな瑕疵(かし)は無く(もし他に修復が有るとすれば、非常に上手く修復されている事になります)、 充分に満足のゆく良好な状態を保っています。

※ 形状が複雑で細かい凹凸の有る磁土の彫塑を、原型通りに焼き上げるのは非常に難しく、 窯の中における焼成(磁土の収縮)を正確にコントロールする大変複雑で高度な技術が要求されます。 しかしながらマイセンでは、1700年代の初頭に中国や日本の渡来品を手本に磁器制作を開始してから、 わずか20年足らずで磁器彫塑の技術をほぼ確立しており、その進化のスピードは俄かには信じ難いほど驚異的です。 ちなみに、磁器制作においては先輩格の日本でも、江戸時代から、磁器彫塑を焼き上げる技術に挑戦してきましたが、 マイセン・フィギュアほどの(形が複雑で動きのある)作品を焼き上げる技術はついに独自では確立できず、 明治政府誕生後に留学生をマイセンに派遣し、その進んだ技術を取り入れようと試みています。

※ 専門家の鑑定を経ないで直接出品できるフリーマーケット的なネット・オークションでは 仕方ないのかもしれませんが、明らかなニセモノをはじめ、部位が欠落していたり キャンセル・マークをパテで埋めて偽装した様なマイセン・フィギュアの欠陥作品が、 その事実を隠して出品されているケースをよく見かけますので、何卒、お気を付けくださいませ。

※ 本作品は、西洋古陶磁の専門家が鑑定をしており、真贋や制作年代の判定に間違いはありません。

※ 将来、もし、修復が必要になりました場合は、日本国内の優秀な修復家の方を直接ご紹介いたします。










※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。



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on request \226,000. ktoshi '05/5/23
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