※写真は、焦点があまく、多少の歪みと写り込みや反射が有り、実際の色と若干異なっています。

コンディション　：　詳細に診ると、釉薬の小さな削げが、“トリトン”の左の尾の先端上部に １箇所有り（掲載写真でお判りいただけると思いますが、こういった小さな削げは、同系色の色を さす事で、簡単に目立たなくなります）、更に厳密に診ると、（制作後１００年以上経過している オールド・マイセン作品ですから、当然ながら）わずかなスクラッチ（引っかいた跡）・ 塗りムラ（焼きムラ）・高台部等の（肉眼では見えないような）微細な当り等は有るかもしれませんが、 金彩もよく残り、全体的には、充分に満足のゆく良好な状態を保っています。

本作品の絵付けは、一見、セーヴルやミントンの（いわゆる）パテ・スール・パテ （ペイスト・オン・ペイスト）の技法に似ていますが、なんと・・・白エナメルを レリーフ状に盛り上げ、地色との透け具合で明暗を実に見事に表現しています。 なにはともあれ、オールド・マイセン作品の中でも、ここまで繊細な絵付けの コバルト・ブルー壷には、本当に・・・なかなか出会えません！！！

※ 本作品は、元々、国際的な有名オークションに出品されたもので（弊社で確認済み）、 西洋古陶磁専門のエキスパート（権威）が鑑定をしていますので、真贋や制作年代の判定に間違いはありません。 ご安心ください。

※写真は、焦点があまく、多少の歪みと写り込みや反射が有り、実際の色と若干異なっています。