※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射や写り込みが有り、実際の色と若干異なっています。

コンディション ： 窯焼きの際に入った自然な焼きムラ（灰跡等）・窯キズ・擦れ・呉須のながれ・貫入等が有り、 （ごく厳密に診れば）縁や高台部に（肉眼では判らない程度の）微少な当たり等が有るかもしれませんが、 問題になるような欠けや割れは無く、江戸前期からの伝世品にしては、充分に満足のゆく状態を保っています。

●藍古九谷の絵付け技法の中でも特に手の込んだ「墨弾き」（すみはじき）による 目出度く縁起の良い吉祥唐草文が描かれていて、呉須の発色も素晴らしく とても優れた作行きの作品です。

●高台は、古九谷の特徴のひとつである典型的な内向き高台で、ごく一部ですが、砂付きの部分 もあるので、「墨弾き」の絵付けも施されている事から、必要とされる藍古九谷の条件を充分に 備えていると思います。

※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射が有り、実際の色と若干異なっています。