マイセン窯
『ワトー風人物文紅茶入』
18世紀中頃(1745年頃)
ドイツ
ごく限られた名家でしか保有できなかった紅茶入・・・
それ故
洗練されたフォルムの全面に
途方も無い手間をかけて施されている
目を見張るほど繊細な宮廷画家“ワトー”風の絵付けが殊更に美しい・・・
250年以上も大切に伝えられてきた
非常に保存状態の良い
大変貴重なミュージアム・ピース級の逸品です!!!
18世紀中頃(1745年頃) ドイツ
底部に窯印(※)他有り
※ 本作品に描かれた双剣の窯印は不鮮明ですが(金彩でほどこされている“E.”の文字の
左隣に入っていますが、顔料が磁土に吸い込まれた等の理由で、ごく薄くしか発色していません)、
マイセン窯に関する様々な文献に明記してある通り、18世紀マイセン窯の作品ではよくある事で、
いずれにしても本作品は、その作行きから考察し、18世紀中頃(1745年頃)に
制作された作品である事は間違いありません。
コンディション : 厳密に診れば、底縁部のごく僅かな土の削げ(かなり古い削げです)・
絵付けや金彩の擦れ/剥脱/スクラッチ(引っかき傷)/ピンホール・ニック(針の先で突いたような
刻み目や穴状のくぼみ)・釉薬の(焼成時に入った)斑点状のムラ・蓋や口縁部の制作時(焼成時)に
出来たヒビ等が有り、更に厳密に診れば、縁や高台部に(識別不可能なレベルの)微少な当たり等が
有るかもしれませんが、問題になるような大きな瑕疵(かし)は無く、制作後260年前後も経過している
18世紀中頃からのオールド・マイセンの伝世品にしては、総体的に大変満足のゆく、
非常に良好な状態を保っています。
ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品を快くご提供いただきまして、衷心より厚く御礼申し上げます。
※写真は、焦点があまく、多少の歪みと反射や写り込みが有り、実際の色と若干異なっています。
落札希望価格 | 最高入札価格 |
ご入札者 | 入札締切日 |
on request | private | TAW | '07/4/2 |