オークション “ザ・コノサーズ” / Lot2988 ベルリン窯 KPM陶板画 『ダンス・レッスン』 19世紀後半 ドイツ

陶板画

ベルリン窯

KPM陶板画

『ダンス・レッスン』

19世紀後半

ドイツ

額付き




※写真は、焦点があまく、歪み・写り込み・反射等が有り、実際の色と若干異なっています。


KPM陶板画ならではの

何度も何度も色を塗り重ねては焼く

厚みがあるのに透き通るような色彩・・・

非常に腕利きの絵付師が

陶板の上に細部にわたるまで実に見事に描ききった

ダンスのレッスンに集まる大勢の人物の

愉快で嬉しそうな生き生きとした表情・・・

数あるKPM陶板画の中でも

最も大きく

最も高価な

滅多に入手できない“究極の陶板画作品”のひとつです!!!


ベルリン窯 / KPM陶板画

※ “KPM” は Konigliche Porcellain Manufactur (独語) の頭文字で、「王立磁器製作所」 という意味です。

19世紀後半(と推定) ドイツ

額付き : 額装は現代に施されたものですが、非常に豪華で高価な額が使われています。

※ 写真で黒っぽく写っているマット部分は、木製の板にワイン・カラー(えんじ色)のヴェルヴェットが貼られています。

裏面に “K.P.M” の窯印他有り

※ 窯印の陰刻文字の一部に読み取り難い浅い部分がありますが、K.P.M の窯印である事に間違いはありません。

陶板サイズ : 28.9cm± * 48.1cm±

額サイズ : 61.4cm± * 80.4cm±

コンディション : 詳細に診れば、縁に、以前額装されていた際に付いた擦れが有り、 更に厳密に診れば、100年以上経過している作品ですから、当然ながら、(ごく細かく診れば)非常に 軽度のスクラッチ(引っかいた跡)やピンホール・ニック(針の先で突いたような刻み目や穴状のくぼみ)、 あるいは多少の塗りムラ(焼きムラ)等が有るかもしれませんが、鑑賞上は全くと言って良いほど影響が無く、 総体的には、ほぼ完品と言える程の、大変に良好な状態を保っています(額には、多少の当たり・欠け・金箔の 剥離等が有りますが、充分に満足のゆく状態と言えます)。

19世紀のベルリン窯(KPM)は、他の絵付け工房に対して無地の陶板を供給していた事が知られていますが、 当然、工房によって技術の優劣もかなり有り、したがって、それらの作品の間では、質的に大きな差が生じる事になりました(※)。 しかしながら、ブランドに弱い(?)日本市場において、KPMの陶板画というだけで、極めて稚拙な絵付けが施された作品が、 国際的には全く通用しない信じられない値段で売買されているケースをよく見かけますが、この作品は、 そういった二級や三級の作品とは一線を画する、とてもレベルの高い・・然るべき本物の・・KPM陶板画です。

※ 陶板上に絵画を描くには、ひとつひとつの色に対して、窯に入れて焼き上がった後の(顔料の)色彩的な変化を 考慮しながら、何回にも分けて絵付け工程と焼き入れ工程を繰り返すという、気の遠くなるような煩雑で正確な 作業が必要となりますので、技術のちょっとした優劣によって、出来上がった作品に大きな差が生じてしまうという次第です。

参考価格 : ご出品者様のご購入時(1990年代初め)の価格は ¥23,000,000.(2千3百万円)との事です。

参考価格(追加情報) : 本作品と同モティーフ(ダンス・レッスン)でほぼ同サイズ(縦横とも数ミリメートルの差)のKPM陶板画が、
             国際的な有名オークションにおいて、2002年9月に 47,800ドル(そのオークション会社が設定する
買い手手数料込み)、2004年10月に 48,000ドル(同)で落札されています。



ご出品者様におかれましては、こんな貴重な作品をご提供いただき、衷心より厚く御礼申し上げます。













※ 窯印の陰刻文字の一部に読み取り難い浅い部分がありますが、K.P.M の窯印である事に間違いはありません。







※写真は、焦点があまく、歪み・写り込み・反射等が有り、実際の色と若干異なっています。


オークション “ザ・コノサーズ” / Lot2988
ベルリン窯 KPM陶板画 『ダンス・レッスン』 19世紀後半 ドイツ

落札希望価格
現在の
最高入札価格
ご入札者 入札締切日
on request private 0108 '07/1/19

※落札されました